脳の特定領域と飲酒傾向の関係究明近づく

2014
9月 15
(月)
17:00
脳科学のライフサイエンスニュース

脳の特定領域と飲酒傾向の関係究明近づく

休暇でハメをはずして飲み過ぎたことを後悔する人は、二日酔いの吐き気、眠気、ふらつきにはそれなりにプラスの側面があると言ってもうれしくないかも知れないUniversity of Utahの神経学研究グループの研究論文によれば、ラットの脳の外側手綱核と呼ばれる領域を慢性的に不活性化すると、ラットは何度飲み過ぎてもこりず、経験から学ぶ能力も衰えることが突き止められている。2014年4月2日付オープン・アクセスPLOS ONEのオンライン版に掲載されたこの研究論文は、アルコール中毒になる行動傾向を理解する手がかりを示している。複雑化した社会の圧力もアルコール中毒を引き起こす一因ではあるが、生理的な要因も見過ごすことはできない。アルコールは依存性の高い薬物で、その原因は、アルコールが脳の報酬系を刺激し、快感をもたらす神経伝達物質を放出させるからである。飲み過ぎが不快な結果になることから次の時にはアルコールの誘惑に抵抗する気になるという有益な行為が導き出されるが、そのメカニズムがどのように制御されるのかという機序についてはまだほとんど分かっていない。

 

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    シマアツシ  投稿日時 2014/9/16 11:11

    二日酔いで「もう酒は飲まない」と反省しても、「ちょっとだけ」と思って呑み始めてまた二日酔いになるまで飲んでしまうのは、外側手綱核の活動を少量のアルコールが抑制(麻痺?)させるからなのでしょうか?それとも単にアルコールによる報酬効果が勝るだけなのでしょうか。

    somehara  投稿日時 2014/9/15 16:06

    飲食における報酬系の刺激は味覚が主体だと考えられるが、飲酒の場合は何のなるのか?二日酔の度に「二度と酒は飲むまい」と誓う回避系の方が余程優先的であるように思うのですが。



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