超高質量分解能を誇るFT-ICRMSを用いたイメージング質量分析(IMS)


株式会社プレッパーズは、浜松医科大学発ベンチャーとして、2019年2月に設立した新しい会社です。プレッパーズにおける受託分析では、豊富な装置ラインナップにより、また 浜松医科大学の瀬藤光利教授が有する豊富な知識と経験を基に、お客様のニーズに応じて最適な分析条件をご提案致します。例えば生体組織切片のIMSでは、イメージ画像の元になるマススペクトルは複雑な混合物の状態で得られます。

超高質量分解能を可能にするFT-ICRMSを用いる事で、近接するイオンをm/z的に分離し、信頼性の高いイメージ画像の取得を可能にします。以下に、FT-ICRMSを用いたIMSデータ例を示します。

目的成分のプロトン付加分子はm/z 834.614に観測されていますが(左の赤線を付したピーク)、近傍に高強度の夾雑ピークが検出されています。これらの夾雑ピークと目的ピー クを分離するためには半値幅で30,000以上の質量分解能が必要であり、IMSで一般的に用いられている MALDI-TOFMSでは、これらのピークは分離できない事もあります。

また、プレッパーズでは、液体クロマトグラフィー質量分析の受託も受け付けています。通常LC/MSに用いる事が出来ない、リン酸塩などの不揮発性緩衝液を用いたLC/MSを受託可能です。プレッパーズの受託分析の受付窓口は、エムエス・ソリューションズが行っています。


主なポイント


  • 超高質量分解能を誇るFT-ICRMSを用いたイメージング質量分析(IMS)
  • LC/MSの定量分析に多用されているSRM法による高選択的な新しいIMS
  • 浜松医科大学で蓄積したIMSの豊富な知識と経験を保有
  • 不揮発性緩衝液条件によるLC/MSが可能

技術情報


【イメージング質量分析とは】

イメージング質量分析(imaging mass spectrometry, IMS)は、生体組織の切片など平面状試料におけ る各微小測定点のマススペクトルを満遍なく測定することで、m/z情報を空間情報と合わせて取得し、 分子マップの情報を得ることができる手法です。

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平面状の試料表面の微小領域から直接イオンを生成させる事が出来るイオン化法としては、マトリックス支援型レーザー脱離イオン化法(Matrix-Assited Laser Desorption/ionization: MALDI)が良く知られています。IMSにおいても、MALDIと飛行時間質量分析計(time of flight mass spectrometer, TOFMS)を組み合わせたMALDI-TOFMSが汎用されています。MALDI/IMSでは、分析種のイオン化のためにイオン化促進剤(マトリックス)が必要で、試料表面にマトリックスを均一に塗布して分析を行います。複数種類のマトリックスから、分析種の物理化学的性質に応じて最適なマトリックスを選択します。

弊社ではMALDIに加えて、脱離エレクトロスプレーイオン化法(desorption electrospray ionization: DESI)を用いたIMSに対応しています。DESIは、LC/MSに汎用されているESIを平面状の試料表面に存在する物質のイオン化に応用した技術です。DESI/IMSは、MALDIよりソフトなイオン化が可能で、マトリックス塗布による試料前処理が不要であり、イオン化としての汎用性が高い方法です。

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※料金表はパンフレットをご覧ください。




資料ダウンロード


参考資料

イメージング質量分析受託サービス パンフレット

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