タスマニアデビルの伝染性がんを初めて解読。詳細な遺伝子地図から腫瘍の起源と今後の進化が示唆された。

タスマニアデビルの伝染性がんを初めて解読。詳細な遺伝子地図から腫瘍の起源と今後の進化が示唆された。

タスマニアデビルは、30年もの間、伝染性の顔面がんと闘ってきた。このがんは、タスマニアデビルの個体群に大きな影響を与えており、その拡散に懸念が寄せられていた。しかし、このたび、がんの包括的な遺伝子解析により、がんの進化を追跡し、今後どのようにがんが広がっていくかを知る手がかりを得ることができた。

本研究は、4月20日付の『Science』誌に掲載され、この病気がどのように発生し、進化し、広がっていったかについて、初めて詳細な知見を得ることができた。キャンベラ大学のゲノム学者であるジャニーン・ディーキン博士は、「ゲノム解析は、過去と未来に対する洞察を与えてくれる。この研究は、科学者が将来タスマニアデビルの個体群にどのような影響を与えるかをモデル化するための基礎となるものだ」と述べている。

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Edited by Michael D. O'Neill

Michael D. O'Neill

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