COVID-19療法で間葉系幹細胞や回復期血漿を用いる際は、エクソソームの関与を考慮しなければならないとの提言
サイエンス出版部 発行書籍
2020年11月14日にThe Journal of Extracellular Vesiclesのオンラインで公開されたオープンアクセスの論文で、イェール大学医学部内科リウマチ学および臨床免疫学部門医学病理学教授のPhilip Askenase医学博士(写真)は、重度の COVID-19 患者の場合、間葉系幹細胞(MSC)由来の エキソソーム が、重度の肺炎およびサイトカインストームの治療に優れている可能性があると主張している。この論文は「間葉系幹細胞(MSC)と回復期血漿を用いたCOVID-19療法はエクソソームの関与を考慮しなければならない:回復期血漿のエクソソームは弱い免疫抗体に拮抗するか?(COVID-19 Therapy with Mesenchymal Stromal Cells (MSC) and Convalescent Plasma Must Consider Exosome Involvement: Do the Exosomes in Convalescent Plasma Antagonize the Weak Immune Antibodies?)」と題されている。 Askenase博士は、MSCがCOVID-19やその他の深刻な状態の治療法としてますます使用されているが、放出されたエクソソームは同じくより安全で、より便利であり、したがって、エクソソーム自体がMSCよりも優れた治療上の選択であると述べている。 この主張を支持して、彼は、文献の多くの報告、および脊髄損傷の治療に関する彼のグループのデータ (PLoS One, 2018 Jan 2; 13(1):e0190358; doi: 10.1371/journal.pone.0190358) は、in vivoで全身投与されたMSC由来のエクソソームが、実際にMSC関連の有益な効果
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