王子ホールディングス株式会社より研究支援ツールのご案内
これまで難しかった心筋細胞の配向性培養が可能に。短期培養でヒトiPS細胞由来心筋細胞を成熟化できます。
ヒトiPS細胞由来心筋シートの問題点を克服・CellArray-Heart 35mm ディッシュ
- ヒトiPS細胞由来心筋細胞が10日で成熟化
- 微細ストライプ構造により細胞の配向性を制御
- 心筋細胞、骨格筋細胞などの配向性細胞シートが作製可能
製品の詳細
機能的・形態的に成熟した細胞を作製可能
CellArray-Heart™で配向培養したヒトiPS細胞由来心筋細胞では、成熟した形態、生理活性を有する事が確認されており、薬剤安全性試験や再生医療研究等に利用できます。

【解析例】ヒトiPS細胞由来心筋細胞の収縮・弛緩方向を解析
(ライブセルイメージングシステムSI8000,ソニー株式会社)
一般的な基材との比較
ヒトiPS細胞由来心筋細胞を7日、14日、44日間培養しました。CellArray-Heart™上のiPS心筋細胞は、培養7日目でストライプ方向への配向性が見られ、配向性は培養44日目まで維持されました。一般的な平面の細胞培養基材上では、培養日数に関わらず、iPS心筋細胞はランダムな方向性で培養されました。CellArray-Heart™は、使用前にフィブロネクチンコーティング処理を行いましたが、心筋細胞の配向性誘導には影響はありませんでした。

【培養例】ヒトiPS細胞由来心筋細胞を培養
基盤技術:細胞を配向させる「微細ストライプ構造」
CellArray-Heart™の表面には、ナノドットアレイ技術による微細ストライプ構造が加工されており、これにより、細胞の配向性を制御します。

CellArray-Heart™を使用して心筋細胞や筋芽細胞を培養すると、細胞は細胞の長軸をストライプに沿う方向で接着し、細胞シートを形成します。 生体内の心筋や筋繊維は細胞が一方向に並んだ(配向した)状態で存在し、機能を発揮しています。CellArray-Heart™を使用する事で生体内の細胞と同じように、細胞が配向した状態で培養する事が可能です。ヒト iPS細胞由来心筋細胞を使用した実験では、配向性培養により心筋細胞の形態的、生理的成熟化が促進されることが示されました。

ナノドットアレイ技術とは?

ナノドットアレイ技術とは、王子ホールディングス株式会社独自の微細構造形成技術です。Si ウェハなどの基材表面に数百 nm ~数μm サイズの表面微細構造を作製する事ができます。
配向性培養のメリット
配向性培養により、心筋細胞の成熟化が促進され、薬剤安全性試験や再生医療研究等に利用できます。
生体内の心筋や筋繊維は、細胞が一方向に並んだ(配向した)状態で存在し、機能を発揮しています。CellArray-Heart™を使用する事で、生体内の細胞と同じように、細胞が配向した状態で培養する事が可能です。
ヒトiPS細胞由来心筋細胞を使用した実験では、配向性培養により、心筋細胞の形態的、生理的成熟化が促進されることが示されました。
ヒトiPS細胞由来心筋細胞を15日間培養後、細胞の配向性を観察しました。CellArray-Heart™で培養したiPS心筋細胞は一般的な細胞培養基材で培養したiPS心筋細胞と比べて細胞は配向し、規則的なサルコメア構造が観察されました。

CellArray-Heart™を用いれば、再生医療研究等に必要な、生体内により近い(成熟性・機能性を有する)組織を作製することが可能です。
新登場:CellArray-Heart™ 35mmディッシュ UpCell®加工(細胞シート回収タイプ)
株式会社セルシードとの共同開発により、配向した細胞シートを酵素(トリプシンなど)を使用せずに、温度を下げる(20~25℃)だけでシート状に剥離・回収できる新タイプが登場しました。
微小ストライプ構造によって制御された高い配向性と成熟度を維持したまま回収された配向細胞シートは、バイオアッセイや再生医療研究、心筋細胞・骨格筋細胞などの組織工学研究に非常に有効です。
【アプリケーション例・剥離イメージ】
ヒトiPS細胞由来心筋細胞やマウス筋芽細胞(C2C12株)において、配向した細胞シートの剥離・回収を確認済みです。剥離後の細胞シートは、ストライプ方向に伸長した細胞が縮むことにより、美しい楕円形を呈します。
※ヒトiPS細胞由来心筋細胞においては、10日間での成熟化、および成熟化心筋細胞の薬剤応答性の測定が可能です。

・UpCell®は株式会社セルシードの登録商標です。
・CellArray-Heart™ 細胞シート回収タイプは、株式会社セルシードとの共同開発品です。
製品特長・仕様
【CellArray-Heart™ シリーズの特長】
- 微細ストライプ構造により、細胞を播種するだけで配向性を制御
- 心筋細胞、骨格筋細胞(筋芽細胞)、線維芽細胞などの配向細胞シートを作製可能
- ヒトiPS細胞由来心筋細胞が10日間で成熟化、薬剤応答性の測定にも対応
- UpCell®加工タイプ:トリプシンなどの酵素を使用せず、20~25℃に温度を下げることで細胞シートを綺麗に剥離・回収可能
【仕様】
ディッシュ本体、 蓋:ポリスチレン製
寸法:本体(外寸) φ39mm/高さ13mm(35mmディッシュ)
細胞培養表面処理済、個別包装、滅菌済み
※心筋細胞、筋芽細胞、線維芽細胞で配向性を確認済みですが、細胞の種類や培養条件によっては適さない場合もあります。
※ディッシュの培養面に光学干渉色(虹色模様)が観察されることがありますが、これは微細構造による構造色であり、細胞培養や顕微鏡観察に影響はありません。顕微鏡下では底面のストライプ模様が観察されます。
※本製品は研究用途に限定して販売しております。

シリーズラインナップ(関連製品)
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配向性細胞培養基材 |
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配向性細胞培養基材(解析・培養メイン) CellArray-Heart™ 35mmディッシュ |
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配向性細胞シート回収用基材(株式会社セルシード共同開発品) CellArray-Heart™ 35mmディッシュ UpCell®加工 |
お役立ち資料

Cellarray-Heart 基本フライヤー

Cellarray-Heart UpCellフライヤー

Cellarray-Heart アプリケーション資料



