心臓由来エクソソームもつ疾患治癒力


PhD)が発表した研究は エクソソーム を心筋梗塞(MI)後の治療に使用するというものであった。Cardiosohere由来細胞(CDC)のエクソソームがMI後の瘢痕化を抑え、また心臓組織の再建に役立つというのだ。MI後に起る瘢痕化は消えることがなく、一度失われた組織は二度と戻らないのが心臓学の常識である、と彼は述べた。

しかしCDCエクソソームを活用 すれば、この常識を覆せるかもしれない。米国では年間1.1億人にも及ぶMI患者を助けることが可能になるかもしれないのである。マルバン博士はCDC由来エクソソームを直ちに臨床実験の場に用いることへの意欲を示した。これらのエクソソームは硬皮症や筋萎縮性側索硬化症(ALS)などにも応用出来るはずである、と博士は言う。

Life Science News from Around the Globe

Edited by Michael D. O'Neill

Michael D. O'Neill

バイオクイックニュースは、サイエンスライターとして30年以上の豊富な経験があるマイケルD. オニールによって発行されている独立系科学ニュースメディアです。世界中のバイオニュース(生命科学・医学研究の動向)をタイムリーにお届けします。バイオクイックニュースは、現在160カ国以上に読者がおり、2010年から6年連続で米国APEX Award for Publication Excellenceを受賞しました。
BioQuick is a trademark of Michael D. O'Neill

LinkedIn:Michael D. O'Neill

 

サイトスポンサー

生命科学出版部 発行書籍