新研究がショウジョウバエゲノムの「暗い領域」に光を当てる

2020
4月 2
(木)
11:00
遺伝子研究のバイオニュース

新研究がショウジョウバエゲノムの「暗い領域」に光を当てる

我々の宇宙の 85%を占める神秘的な暗黒物質がある ように、何十年もの間、科学者を困惑させてきたヒ トゲノムの「暗い」部分がある。
2020 年 3 月 6 日に Genome Research のオンライ ンで発表された研究は、これまでこれらの暗くて静 かな領域に隠されていたショウジョウバエのゲノム の新しい部分を特定している。 「Drosophila Genetic Reference Panel の遺伝子発現ネットワー ク(Gene Expression Networks in the Drosophila Genetic Reference Panel)」と題さ れた共同論文は、クレムソン大学の遺伝学者である Trudy Mackay 博士と Robert Anholt 博士による長年の研究の集大成だ。
彼らの画期的な発見は、多くの遺伝性疾患に対する科学の理解を大きく前進させる可能性 がある。 「暗い」部分は、明らかな機能を持たないように見えるゲノムのおよそ 98%を 指す。 ヒトゲノムのたった 2%がタンパク質、私たちの体の構成要素、そして私たちの繁 栄を可能にする化学反応の触媒をコードしている。
科学者らは、遺伝子シーケンシング技術が最初に開発された 1970 年代以来、これに戸惑 い、ゲノムの非コード領域に対するコードの比率を明らかにした。 遺伝子は伝統的に RNA に転写されると考えられており、RNA はその後分子生物学の中心的な教義に基づい てタンパク質に翻訳されます。 ただし、「トランスクリプトーム」と呼ばれるゲノム内 の RNA 転写産物の集合全体には、タンパク質のコード化とは別に、他の機能があるよう に見える RNA 種が含まれている。 一部の科学者は、非コード領域に遺伝子発現と染色体 の構造を制御する調節領域が含まれる可能性があると提案したが、これらの仮説は、診断 技術が発展するにつれて過去数年間研究することが困難だった。

「トランスクリプトーム全体のシーケンシングが完了した近年になって初めて、実際に存 在する RNA 種の数に気づいた。そのため、タンパク質を生産していないのか?という まったく新しい疑問が生じた。」 科学大学の一部であるクレムソン大学人間遺伝学セン ター(CHG)のディレクター、Mackay 博士は言った。
同様に CHG の Mackay 博士と Anholt 博士にとって、これらのヒト遺伝学の問題は、 ショウジョウバエを研究することで調べることができる。 多くの遺伝子がヒトとショウ ジョウバエの間で保存されているので、ショウジョウバエのゲノムを分析することによっ て明らかにされた発見は、しばしばヒトの健康と病気に外挿することができる。

 

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