米国の2人の感染症専門家がCOVID-19生存者からの抗体を、患者治療と医療従事者保護の応急措置として使用すべきと主張。 このアプローチは100年間に渡り致命的な病原体の大発生で成功を収めている。
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新型コロナウイルス( COVID-19 )と闘う国々は、感染から回復した人々の抗体を使用して症例を治療し、重要な医療従事者に短期免疫(数週間から数ヶ月)を提供することを検討する必要があると米国の2人の感染症専門家が主張している。 ボルティモアにあるジョンズホプキンスブルームバーグ公衆衛生学校の分子微生物学および免疫学科の部長であるArturo Casadevall医学博士とニューヨーク市にあるアルバートアインシュタイン医科大学の感染症部門の責任者であるLiise-anne Pirofski医学博士である。 2020年3月13日にThe Journal of Clinical Investigationでオンライン公開されたオープンアクセスの論文で、Casadevall博士とPirofski博士は、回復期の患者からの抗体含有血清の注入は、感染症に対する一時的な対策として効果的に使用されてきた長い歴史があり、ワクチンが開発・承認され、利用可能になるよりもはるかに早く実施できると述べている。この論文は「COVID-19を含む回復期の血清オプション(The Convalescent Sera Option for Containing COVID-19.)」と題されている。「公衆衛生の封じ込めおよび緩和プロトコルに加えて、これはCOVID-19を治療および予防するための我々の唯一の短期的な選択肢であり、これは数週間から数か月以内に導入を開始できるものだ」とCasadevall博士 と述べた。 これまでに、2019年後半に中国の武漢で発生したと思われる新しいコロナウイルスSARS-CoV-2は、世界中でCOVID-19の発生を引き起こしている。世界保健機関の状況報告によると、3月12日現在、118か国で125,048件の公式に確認された症例があり、ウイルスによる肺炎による死亡
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