クロロフィルを生産するが光合成しない微生物 corallicolidが発見された。この微生物は絶滅の危機に瀕するサンゴ礁を保護する鍵になるかもしれない。

2019
4月 16
(火)
11:00
微生物/ウイルス研究のライフサイエンスニュース

クロロフィルを生産するが光合成しない微生物 corallicolidが発見された。この微生物は絶滅の危機に瀕するサンゴ礁を保護する鍵になるかもしれない。

初めて、クロロフィルを生産するにも関わらず光合成に従事しない微生物が発見された。 それは世界中のサンゴの70%で発見され、将来的にサンゴ礁を保護するための手がかりを提供する可能性があるため、この特殊な微生物は「corallicolid」と命名された。2019年4月3日にNatureのオンラインで報告されたこの論文は「クロロフィル生合成遺伝子を含む広範囲のサンゴ感染アピコンプレクサ(A Widespread Coral-Infecting Apicomplexan with Chlorophyll Biosynthesis Genes.)」と題されている。

この研究について、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の植物学者で上級研究者であるPatrick Keeling博士は、次のように述べている。「この微生物は全く新しい生化学的疑問を投げかけている。それは寄生虫のように見え、そしてそれは間違いなく光合成ではない。しかし、それは依然としてクロロフィルを作り出す。」

クロロフィルは、植物や藻類に含まれる緑色の色素で、光合成中に太陽光からエネルギーを吸収することができる。 「クロロフィルはエネルギーを捕捉するのに非常に優れているので、光合成なしでクロロフィルを持つことは実際には非常に危険だ。それは光合成なしでエネルギーをゆっくり放出するのは、細胞の中に爆弾を抱えて生きるようなものだ。」とKeeling博士は語った。

 

続きを読む
ログインしてください
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(811)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



生体試料中薬物濃度分析、高分子医薬品の定量で、更なる高感度を実現Xevo TQ-XSには、更なる高感度分析のために、最適化された様々なテクノロジーが搭載されており、より高感度が必要とされるバイオ医薬品やADC(抗体薬物複合体)の定量分析で、信頼性の高い結果を得ていただけます。もっと読む
運営会社:バイオアソシエイツ株式会社

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
バイオマーケットjpのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。引用される場合は出典元リンクの記載をお願いします。

  •      

登録ユーザー数
3352人
2019年12月10日 現在
新メンバー
nekoneko 2019/12/8
hitoshi 2019/12/6
apobec1 2019/12/4
かなめん 2019/12/3
shhhd 2019/11/28
けい 2019/11/27
mafumi 2019/11/26
eikipuku 2019/11/25
Katayan 2019/11/23
BOS2016 2019/11/23
ks1991 2019/11/21
ひろ 2019/11/14
すなねずみ 2019/11/12
ryuusei 2019/11/12
mommy 2019/11/12
23 人のユーザが現在オンラインです。 (11 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
登録ユーザ: 0 ゲスト: 23
抗体よもやま話
質量分析屋のネタ帳
創薬よ何処へ
バーチャル展示会