循環エクソソームの超高感度検出が可能になる新装置をカンザス大学が発明

2019
3月 19
(火)
10:00
先端診断のライフサイエンスニュース

循環エクソソームの超高感度検出が可能になる新装置をカンザス大学が発明

カンザス大学、カンザス大学癌センター、およびKUメディカルセンターの研究者によって発明された新しい超高感度診断装置は、医師が血液または血漿の小滴から癌を迅速に検出することを可能にし、患者のためのより迅速な対処とより良い結果につながるだろう。このエクソソームを検出するリキッドバイオプシー(liquid biopsy)分析のためのラボオンチップは、2019年2月25日にNature Biomedical Engineering誌にオンラインで報告された。エキソソームは、すべての細胞から放出されるが、特に癌細胞によって大量に産生される傾向がみられる。

この論文は「3Dナノパターンマイクロ流体チップを用いた循環エクソソームの超高感度検出(Ultrasensitive Detection of Circulating Exosomes with a 3D-Nanopatterned Microfluidic Chip.)」と題されている。

「歴史的に、エクソソームは細胞が不要な細胞内容物を捨てるために使用できるゴミ袋のようなものだと考えられていた。しかし過去10年間で、科学者たちは彼らがメッセージを受け手の細胞に送り、多くの生物学的機能において重要な分子情報を伝達するのに非常に有用であることを認識した。 基本的に、腫瘍はエクソソームを送り出して、親細胞の生物学的特徴を反映する活性分子を包含する。 すべての細胞がエクソソームを産生するが、腫瘍細胞は正常細胞と比較して実際に活性がある。」と、KUのDocking Family Scholarおよび化学准教授のYong Zeng博士は述べた。

この新しいラボオンチップの重要な技術革新は、自然界で一般的に見られるヘリンボーンパターンに基づいて生物学的要素を混合して感知し、「マス転送」と呼ばれるプロセスでエクソソームをより効率的にチップの感知面に接触させる3Dナノエンジニアリング法にある。

 

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