新イメージング法で、がん免疫療法の反応を早期に予測

2017
6月 19
(月)
18:00
先端診断のライフサイエンスニュース

新イメージング法で、がん免疫療法の反応を早期に予測

非侵襲性のPETイメージング法は、免疫細胞ががん細胞を殺すために放出するグランザイムB (写真) というタンパク質を測定する方法で、マウスと人間で、治療の初期に免疫チェックポイント阻害薬に反応するがんと、反応しないがんを判別することができた。その研究結果はCancer Research の2017年5月号に掲載されている。

この論文は、「Granzyme B PET Imaging as a Predictive Biomarker of Immunotherapy Response (免疫療法反応の予測バイオマーカーとしてのグランザイムB PETイメージング法)」と題されており、マサチューセッツ州ボストン市、Harvard Medical School のProfessor of Radiology と、Massachusetts General Hospital (MGH), Athinoula A. Martinos Center for Biomedical Imaging, Division of Precision MedicineのDirectorを務めるUmar Mahmood, MD, PhDがこの論文の首席著者になっている。

Dr. Mahmoodは、「チェックポイント阻害薬のような免疫療法は革命的ながん治療法になったが、この治療法が有効な患者は少数であり、大多数の患者にとっては何の益もないだけでなく、大きな副作用の危険があり、しかも他の治療法を試す時間を失うことにもなりかねない」と述べている。

免疫療法への反応は、がんのサイズを測定するCTスキャンやMRIスキャンのようにがんの細胞を測定する従来の方法でも、FDG PETのようにがんのブドウ糖取込量を測定する方法でも、免疫細胞が映り込んだり、ブドウ糖取込量が増加してがん細胞が大きく映るため、がん初期には免疫療法に反応するがんと反応しないがんを判別できない。組織生検も、がんの不均一性や、測定するバイオマーカー・タンパク質の量が常に変動することがあって、信頼性が低くなりがちである。

 

続きを読む
ログインしてください
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(2009)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



機能性化粧品・医薬外品等に最適な天然物由来の生物活性低分子有機化合物を探索・供給 Greenpharma社(フランス)は、最先端のケモインフォマティクスを駆使したリバース生薬学で天然物由来の生物活性分子を探索し、エビデンスの明確な機能性化粧品・医薬外品等の開発を支援します。 Greenpharma社では、有効成分を含有する天然原料の安定確保を含め、製品開発・生産までトータルにサポートする体制が用意されています。 また既にお持ちの活性分子または天然原料について、in silico活性予測ツールを用いて新しい活用法(効能)をお探しすることも可能です。もっと読む
運営会社:バイオアソシエイツ株式会社
  •      

登録ユーザー数
3385人
2020年02月25日 現在
新メンバー
pyro38 2020/2/25
おまんじゅう 2020/2/21
yuugot 2020/2/20
tohnukk 2020/2/19
kmaradon 2020/2/17
やまっち 2020/2/17
仙風 2020/2/16
satomako 2020/2/13
orgchem 2020/2/7
HIRAkazu 2020/2/5
maemae 2020/2/4
nagatake 2020/1/30
sakanoue 2020/1/29
Hiroada 2020/1/28
bluez 2020/1/26
44 人のユーザが現在オンラインです。 (39 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
登録ユーザ: 0 ゲスト: 44
抗体よもやま話
質量分析屋のネタ帳
創薬よ何処へ
バーチャル展示会