細胞内でのインシュリンの克明な経路が図表化

2014
6月 30
(月)
19:40
タンパク質/糖鎖研究のライフサイエンスニュース

細胞内でのインシュリンの克明な経路が図表化

オーストラリアの研究者チームが、細胞内におけるインシュリンの経路を初めて克明に図表化した。この図表が、糖尿病発病の詳細な機序を理解する総合的な海図になる可能性がある。シドニー所在Garvan Institute of Medical Research の博士課程研究生Sean Humphrey氏とProfessor David Jamesのこの画期的な研究成果は、2013年5月16日付オンライン版「Cell Metabolism」に掲載されている。1921年にその存在が発見されたインシュリン・ホルモンは、糖分を血液から細胞に移動させ、それによって血糖値を下げるという身体にとって重要な働きをしている。しかし、これまで科学者もインシュリンの目的を大まかには理解していたが、インシュリンがどのように作用するのかを正確詳細に突き止めることができなかった。それというのも、過去には人体の細胞一つ一つに存在する非常に複雑な迷路のような分子レベルの動きを観察できる装置がなかったからであり、質量分析計という精巧な分析機器の登場で初めてこれが可能になってきた。このような優れた機器の発達のおかげで、「プロテオミクス」と呼ばれるタンパク科学の広大な分野が開けてきた。タンパク質は、エネルギーを使って筋肉収縮、心拍、あるいは記憶といった機能を行う細胞の働きの中心を担っている物質である。

 

続きを読む
ログインしてください
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(4087)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



抗体トランスフェクション試薬Ab-Carrierは、生細胞内への抗体導入試薬です。 プロテノバが独自に開発した膜透過性人工ペプチドの機能により、細胞毒性を抑制しつつ簡単に効率良く抗体を導入できます。 Ab-Carrierは、高い膜透過活性とIgG 結合活性を有するので、非常に効率よく種々の動物種やサブクラスのIgGを生細胞に導入できます。もっと読む
運営会社:バイオアソシエイツ株式会社
  •      

登録ユーザー数
3165人
2019年03月22日 現在
新メンバー
50ASA 2019/3/21
biobiobi 2019/3/20
川口 晋 2019/3/19
HYHYHY 2019/3/18
manuchem 2019/3/18
きゅうまる 2019/3/15
PlumpJac 2019/3/15
05145 2019/3/14
34 人のユーザが現在オンラインです。 (28 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
登録ユーザ: 0 ゲスト: 34
抗体よもやま話
質量分析屋のネタ帳
創薬よ何処へ

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
バイオマーケットjpのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。引用される場合は出典元リンクの記載をお願いします。