MIT で既存の分子とのクロストークを回避するタンパク質ペアを構築。 設計 されたシグナル伝達経路は、合成生物学回路を構築するための新しい戦略を 提供する

2019
11月 21
(木)
10:30
タンパク質/糖鎖研究のライフサイエンスニュース

MIT で既存の分子とのクロストークを回避するタンパク質ペアを構築。 設計 されたシグナル伝達経路は、合成生物学回路を構築するための新しい戦略を 提供する

生細胞内では多くの重要なメッセージがタンパク質間の相互作用を介して伝達されている。これらのシグナルを正確に中継するためには、各タンパク質が特定のパートナーとのみ相互作用し類似のタンパク質との望ましくないクロストークを回避する必要がある。

MIT の新研究では、これらタンパク質間のクロストークを細胞がどのように防いでいるかを明らかにし、また、細胞がシグナル伝達に使用していない膨大な数のタンパク質相互作用が残っていることを示した。 これは、合成生物学者が細胞の既存のシグナル伝達経路に干渉することなく、疾患の診断などのアプリケーション応用可能な新しいタンパク質の組み合わせを選び出せることを意味している。

「ハイスループットアプローチを使用すると、特定の相互作用の多くの直交バージョンを生成でき、そのタンパク質複合体のさまざまな独立バージョンをいくつ構築できるかを確認できる」と、MIT の大学院生であり、 この論文の著者の Conor McClune 氏は述べた。

2019 年 10 月 23 日に Nature でオンラインで公開されたこの論文は、シグナル伝達タンパク質の新しいペアを作成し、特定の植物ホルモンに遭遇すると黄色の蛍光を発する大腸菌細胞を操作することで、それらがどのように 新しいシグナルを新しい出力にリンクするために使用できるか実証した。 この論文は、「直交シグナル伝達経路を設計することで配列空間の疎な占有を明らかにする。(Engineering Orthogonal Signaling Pathways Reveals the Sparse Occupancy Of Sequence Space.)」と題されている。

MIT の生物学教授である Michael Laub 博士(写真)はこの研究の上級著者だ。 その他著者として、Aurora Alvarez-Buylla 氏、Christopher Voigt 博士、そして Daniel I.C. Wang 教授が含まれている。

 

続きを読む
ログインしてください
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(514)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



構造多様な480の生物活性低分子有機化合物を厳選/機能性化粧品・医薬外品向けバルク供給も可能 Greenpharma天然有機化合物ライブラリーは、Greenpharma社のケモインフォマティクス・医薬品化学・生薬学の専門知識を駆使して作製された、多様で純粋な天然物由来の低分子有機化合物ライブラリーです。 Greenpharma社が保有するデータベースには、約15万種の天然有機化合物の構造が集積されており、化学的に多様な生物活性化合物のサブセットを選抜しました。 この中には、アミノ酸、ペプチド、核酸、長鎖脂肪、金属は含まれていません。より多くの異なるフィトケミカルファミリーが含まれるように厳選されています。もっと読む
運営会社:バイオアソシエイツ株式会社
  •      

登録ユーザー数
3412人
2020年03月29日 現在
新メンバー
ReikoPom 2020/3/27
なすお 2020/3/27
K2azu 2020/3/24
サンライズ 2020/3/24
Tkawa 2020/3/23
aymmt 2020/3/21
koji1024 2020/3/21
HIRO111 2020/3/20
Yasushi 2020/3/19
Hiroakiu 2020/3/19
ベアダー 2020/3/16
t100114 2020/3/13
shushu 2020/3/12
AlParka 2020/3/12
SO-20220 2020/3/12
41 人のユーザが現在オンラインです。 (29 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
登録ユーザ: 0 ゲスト: 41
抗体よもやま話
質量分析屋のネタ帳
創薬よ何処へ
バーチャル展示会