次世代シーケンシングによるミトコンドリア性疾患の遺伝子の解明

次世代シーケンシングによるミトコンドリア性疾患の遺伝子の解明

リー症候群では乳児は健康体で生まれたかのように見えるが、時間の経過と共に悪化していく運動や呼吸障害を発症し、ほとんどの場合3歳で死に至る。これは、細胞内のミトコンドリアが、脳が発達していくために必要なエネルギーの需要についていけないからである。この度、この病気の原因である遺伝子の欠陥が見つかったと、Cell Press出版のCell Metabolism誌9月号に発表された。今回の研究結果は、二人のリー症候群患者の、ミトコンドリアで活性化しているタンパク質をコードする約1000の遺伝子の一部を配列決定して得たものである。

次世代シーケンシングによるミトコンドリア性疾患の遺伝子の解明 ツイートする