イノベック社とクイーンズランド大学は、世界初のエクソソームベースの卵巣癌スクリーニング検査開発に向けて共同研究を拡大
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2022年4月1日、INOVIQ Limited(ASX:IIQ)は、世界初のエクソソームを用いた卵巣癌スクリーニング検査の開発に向けて、クイーンズランド大学との協力関係を拡大したことを発表した。この研究は、卵巣癌の正確なバイオマーカーの供給源としてエクソソームを利用するものだ。エクソソームは、細胞外小胞(EV)の一種で、すべての細胞から血液、尿、唾液などの生体液中に放出される小粒子(直径約30~150nm)だ。エクソソームは、DNA、RNA、タンパク質、脂質などさまざまな種類の生理活性分子を含んでおり、親細胞に関する重要な情報を伝えることから、バイオマーカーの同定、病気の診断や治療に利用されることが期待されている。イノベック社のEXO-NET技術は、血液中のエクソソームを効率的に捕捉し、癌、炎症、代謝、神経変性疾患など様々な疾患をより早く正確に発見するために、複数のバイオマーカーをアルゴリズムで組み合わせたマルチオミクス診断検査の開発を可能にするものだ。 背景-クイーンズランド大学の説得力ある初期データ 2021年7月28日、イノベック社は、クイーンズランド大学の研究者がエクソソームタンパク質とマイクロRNA(miRNA)バイオマーカーを特定・検証し、OCRF-7アルゴリズム1において組み合わせると、500サンプルのレトロスペクティブケースコントロール研究でステージ1および2の卵巣癌を90%以上の精度で検出できたことを発表した。さらに、クイーンズランド大学は、関連するエクソソームバイオマーカーの分離のために、クイーンズランド大学の自家製サイズ排除クロマトグラフィー法と比較して、イノヴィックの特許取得済みEXO-NETパンエクソソーム捕捉製品の初期評価を実施した。クイーンズランド大学の研究者は、EXO-NETはエクソソームバイオマーカーを簡単かつ迅速に、高い純度と収率で
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