ペプチドを使用した効率的なエクソソーム採取法


サイエンス出版部 発行書籍

ワシントン州立大学科学部大学院生ブランドン・クック氏は、 エクソソーム の取り込みのためにはシンプルかつ直接的でグローバルな方法が必要であることを強調した。これは確かに、全ミーティングを通して言われてきたことである。 クック氏の研究グループは、選択的な類似性またはアニオン性リン脂質ナノベシクルを有するペプチドを固型支持体上に固定してエクソソームを取り込むことが出来るという仮説に基づき、本研究の方法(特許)に至ったのだと言う。これはタンパク質標識から独立したものである。ペプチドの小型ライブラリーはBiotage Initiatorとマイクロ波反応装置、そして質量分析を駆使して設計された。ビオチンはペプチドと接合され、エクソソームを擬態するためにリポソームのモデルシステムが使用された。リポソーム(30nm、100nm、そして400nm;0-20%ホスファチジルセリン)はエクソソームのサイズと表面電位を模擬するようにデザインされた。分析の結果、リポソームは形態的に球形で、エクソソームと擬態していることが明らかになった。たぶんさ多分散指数は0.07-0.02と小さく、バッチ間の変動は軽微であった。ゼータ電位測定によると、どのバッチの表面電位のアニオン作用も特定のリポソームモデルに望ましいものであった。 またFRET測定においては、ペプチドは表面局在にとどまらず脂質二重層にも挿入する。カチオン性および芳香族アミノ酸残基が脂質ナノ小胞の認識および結合において重要な役割を果たすこともBLI(生物発光イメージング)によって解った。解離定数はナノモル範囲であった。 ペプチドは、才蔵と表面電位共にエクソソーム模擬するリポソームモデルにおける選択を披露 した。また、大きいリポソームや中立表面電位を有するものには軽微な接合しか見せなかった。クック氏はこれらの発見を、ガン由来のエクソソー

Life Science News from Around the Globe

Edited by Michael D. O'Neill

Michael D. O'Neill

バイオクイックニュースは、サイエンスライターとして30年以上の豊富な経験があるマイケルD. オニールによって発行されている独立系科学ニュースメディアです。世界中のバイオニュース(生命科学・医学研究の動向)をタイムリーにお届けします。バイオクイックニュースは、現在160カ国以上に読者がおり、2010年から6年連続で米国APEX Award for Publication Excellenceを受賞しました。
BioQuick is a trademark of Michael D. O'Neill

LinkedIn:Michael D. O'Neill