双生児の研究で遺伝子が脳の構造発達に及ぼす影響が調査される

2016
10月 18
(火)
10:00
脳科学のライフサイエンスニュース

双生児の研究で遺伝子が脳の構造発達に及ぼす影響が調査される

65歳以上の健康な双生児を対象に行われた国際的にも重要な研究で、遺伝子が脳の灰白質構造の発達に及ぼす影響を知る重要な手がかりが明らかにされ、人間の脳の遺伝的青写真解明に道を開いた。

オーストラリアのUniversity of New South Wales (UNSW) Medicineの研究者を中心とする研究チームは、Older Australian Twins Study (オーストラリアの高齢双生児研究) の対象となった322人のMRIスキャンを分析した。この研究の目的は、脳の皮質および皮質下の構造の遺伝的関連性 (または遺伝率) をマッピングすることにあった。この部分の構造は、記憶、視覚処理、運動制御など様々な機能を司っている部分である。

この新研究論文は、2016年9月6日付でScientific Reportsオンライン版に、「Distinct Genetic Influences on Cortical and Subcortical Brain Structures (脳の皮質および皮質下構造に明らかな遺伝子の影響)」の表題でオープンアクセス論文として掲載されている。

研究主任を務めたUNSW, Centre for Healthy Brain Ageing (CHeBA) のAssociate Professor Wei Wenは、「遺伝子が脳の発達に関わっていることは知られている。しかし、どの遺伝子が関わっているのか、異なる脳の構造に対する関わり方などはまだ分かっていない。脳の発達に関わる遺伝子を突き止めるためには、まず、特定の遺伝子が脳の複数の構造に関わっているのか、それとも一つの構造だけに関わっているのかを知らなければならない。今回の研究は、双生児を使い、脳の全構造の間の遺伝的相関性を調べた初めての試みだ」と述べている。

 

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