うつ病の新たな治療法:個別化診断ツールの開発
サイエンス出版部 発行書籍
うつ病の認知的バイオタイプとは何か?その解明により、個別化された診断と治療の道が開かれるかもしれません。
スタンフォード大学の精神医学と行動科学の教授、リーン・ウィリアムズ博士(Leanne Williams, PhD)は、国立衛生研究所(NIH)の「Individually Measured Phenotypes to Advance Computational Translation in Mental Health」イニシアティブの一環として、5年間で1,886万ドルの助成金を受け、うつ病の診断と治療のためのツールを開発します。ウィリアムズ博士は、ビンセント・V・C・ウー教授であり、スタンフォード精密精神健康・ウェルネスセンターのディレクターを務め、プロジェクトのリーダーを担当します。共同研究者には、イリノイ大学シカゴ校のジュン・マ博士(Jun Ma, MD, PhD)およびオル・アジロレ博士(Olu Ajilore, MD, PhD)が含まれます。その他のスタンフォード医学の研究者として、ローラ・ハック博士(Laura Hack, MD, PhD)、トレバー・ヘイスティー博士(Trevor Hastie, PhD)、ブイル・ジョー博士(Booil Jo, PhD)、ルース・オハラ博士(Ruth O’Hara, PhD)、ピーター・ヴァン・ロッセル博士(Peter van Roessel, MD, PhD)、アラン・シャッツバーグ博士(Alan Schatzberg, MD)が名を連ねています。
現在の評価と治療方法で改善するうつ病患者は3分の1に過ぎませんが、このプロジェクトにはその数を倍増させる可能性があります、とウィリアムズ博士は述べています。
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