微量のアルコールが蠕虫の寿命を劇的に延ばす

2012
12月 10
(月)
15:00
昆虫研究のライフサイエンスニュース

微量のアルコールが蠕虫の寿命を劇的に延ばす

お酒に含まれるアルコールであるエタノールは、僅かな量であれば、Cエレガンスとして知られている小さな虫−この虫は老化の研究で実験モデルとして頻繁に使用される−の寿命が、2倍に延びる事を、UCLAの生化学研究チームが発表した。但し、それを科学的に説明するのは、どうやら難しそうだ。この研究結果は2012年1月18日付けのPLoS ONE誌のオンライン版に発表されたが、「この結果はショッキングであり、私達を悩ませています。」とUCLAの化学科と生化学科の教授であり、本論文の上席著者でもあるスティーブ・クラーク博士は話す。アルコールの摂取は人においては一般的に害をなし、Cエレガンスも多量のアルコールを摂取すれば神経系を損傷し死に至る事は、他の研究で明らかになっていると、クラーク博士は話す。「私達は非常に少量のエタノールを投与しました。そうするとCエレガンスには効用があるのです。」と付け加えるクラーク博士は、老化の研究に関する生化学の専門家である。

 

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ohmiS  投稿日時 2015/8/10 1:02

この研究、その後どうなったのでしょうかね。土壌線虫を実験室で飼うときに、エタノールに溶いたコレステロールをおまじないのように添加しますが、「これほんとうに効いてるのかしら」といつも思ったものです。線虫の寿命は、環境によって耐性化したり一概には決められないですが、土の中では実際にどうなのでしょうか。

ゲスト  投稿日時 2012/3/7 7:23

エタノール -> 酵母 -> 日和見菌
日和見菌が体の弱いところで活性化して
免疫細胞をその箇所に呼びよせる.

ゲスト  投稿日時 2012/3/4 10:57

化学は詳しくありません。化学物質では、ごく少量の場合とある程度の量の場合とで
作用が異なるという話をよく聞きます。イソフラボンは、エストロゲンと構造が
似ていて少量だと錯覚するのだとか。ある程度の量の場合、異なる作用が報告されて
いるそうです。何かに構造が似ていて錯覚する作用とその化学物質本来固有の作用
のようなものがあるのでしょうか? アルコールも何かと構造が似ていて錯覚?



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