エキソソームに似たより微小で機能の異なるナノ粒子「Exomeres」の同定が最先端技術で可能に

2018
4月 19
(木)
11:30
先端診断のライフサイエンスニュース

エキソソームに似たより微小で機能の異なるナノ粒子「Exomeres」の同定が最先端技術で可能に

Weill Cornell Medicineの科学者が発見した新しい細胞メッセンジャーは、がん細胞が体内の細胞間送達をどのように行うのかを明らかにするのに役立つかもしれない。 2018年2月19日にNature Cell Biologyに掲載された論文では、非対称フローフィールドフロー分画(asymmetric flow field-flow fractionation : AF4)という最先端の技術が、がん細胞が分泌するDNA、RNA、脂肪、およびタンパク質を含むエキソソームを効率よく分画できることを示している。この技術により、研究者は2つの別個のエキソソームサブタイプを分離し、「エクソメア(Exomeres)」と名付けた新しいナノ粒子を発見することができた。

この論文は「非対称フローフィールドフロー分画による細胞外小胞のサブセットと識別のためのナノパーティクルの同定(Identification of Distinct Nanoparticles and Subsets of Extracellular Vesicles by Asymmetric Flow Field-Flow Fractionation.)」と題されている。また、2018年2月19日にはナノ粒子を識別するためのプロトコルをオンラインで公開した。

「エクソメアが癌細胞によって分泌される最も優勢な粒子であることを発見した。」とシニア著者のDavid Lyden博士、Stavros S. Niarchos小児心臓学教授、Sandra and Edward Meyer Cancer Centerの科学者は語った。 「それらはより小さく、構造的にも機能的にもエキソソームとは異なる。 エクソメアは主に、骨髄や肝臓の細胞と融合し、薬物の免疫機能や代謝を変えることができる。後者の発見は、多くのがん患者が少量の化学療法でも毒性のために耐容することができない理由を説明できるかもしれない。」と報告している。

 

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