RTS, Sマラリア・ワクチン候補、アフリカの乳幼児の臨床試験で発症率を3分の1下げる

2013
1月 2
(水)
17:10
創薬研究のバイオニュース

RTS, Sマラリア・ワクチン候補、アフリカの乳幼児の臨床試験で発症率を3分の1下げる

RTS, Sマラリア・ワクチン候補の大規模臨床第III相試験結果が2012年11月9日付New England Journal of Medicineオンライン版に掲載された。この結果報告によれば、RTS, Sマラリア・ワクチン候補がアフリカの乳幼児をマラリアから守ることができるとしている。対照ワクチンによる免疫を受けた乳幼児 (生後6週間から12週間で第1回の接種) と比較した場合、RTS, Sワクチンを接種した乳幼児では、臨床マラリア、重症マラリアの双方で3分の1ほど発症率が低く、また注射に対する副反応もほぼ同じ比率で発生した。また、この試験では、RTS, Sワクチン候補は、安全性と忍容性プロファイルも許容範囲だった。
この試験は、GlaxoSmithKline (GSK) と PATH Malaria Vaccine Initiative (MVI) が協力し、ビル&メリンダ・ゲーツ財団がMVIに助成金を出して、アフリカの7か国の11か所の研究センターで実施している。この試験の治験責任医師を務めるタンザニアのIfakara Health InstituteのDr. Salim Abdullaは、「この数年、マラリアに対する闘いでは大きく前進してきたが、依然として年間655,000人がこの病気で亡くなっており、その大部分はサブ・サハラ・アフリカの5歳未満の幼児だ。効果的なマラリア・ワクチンができれば、病気に対する闘いにも強力な武器になる。そのためにも私たちはこのRTS, S治験を進めてきた。この試験でRTS, Sが乳幼児をマラリアから守るワクチンになる可能性が見えた。また、この試験では、参加者が蚊帳を使い、さらにRTS, Sを投与することでマラリア予防効果がぐんと大きくなることだ」と語っている。

 

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