AgeX Therapeutics社、カリフォルニア大学アーバイン校と共同で癌化学療法および放射線療法による脳障害に対するエクソソーム治療法の研究プログラムを開始
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2021年12月14日、エイジックス・セラピューティクス社(AgeX Therapeutics, Inc. (以下「AgeX」、NYSE American:AGE)は、癌化学療法や放射線療法による脳機能への神経認知への悪影響に対する治療法の開発を目的として、AgeX多能性幹細胞由来の神経幹細胞が生成するエクソソームやその他の細胞外小胞(EVs)の治療可能性について、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)と共同研究することを発表した。この研究プロジェクトは、何百万人もの癌サバイバーのQOLに影響を与える、アンメットメディカルニーズに応えることを目的としている。AgeX社とカリフォルニア大学の契約は、UCI Beall Applied Innovationのチームが担当した。 UCIでは、UCI幹細胞研究センターの准教授であるMunjal Acharya博士の指導のもと、研究が行われる。Acharya博士は過去10年間、再生医療および癌治療による脳損傷の分野で研究を行ってきた。現在、Acharya博士の研究室では、放射線誘発性脳損傷の分子・細胞メカニズム、アルツハイマー病の再生治療、ケモブレインの研究を行っている。 エクソソームとは、細胞から分泌されるナノサイズの外分泌物で、脂質、タンパク質、核酸などを内包し、細胞間の情報伝達に関与することができる。Acharya博士は、ハンチントン病やその他の神経疾患の治療法を求めているAgeX社のプログラムにおいて、AgeX社の多能性幹細胞から神経幹細胞を誘導するためにUCIで使用している細胞培養条件付き培地のサンプルから、エクソソームやその他のEVを探索する予定である。 Acharya博士は、脳腫瘍治療モデルマウスを用いて、放射線療法や化学療法によって誘発される脳の認知障害や神経炎症の修復におけるエクソソームやその他のEVの安全性
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