細胞老化について新発見。老化防止薬の開発へ一歩を踏み出す。

2019
8月 6
(火)
11:00
創薬研究のライフサイエンスニュース

細胞老化について新発見。老化防止薬の開発へ一歩を踏み出す。

南カリフォルニア大学にあるUSC Viterbi School of Engineeringの新研究は、老化プロセスがどのように機能するか理解するための鍵となるかもしれない。 研究結果は高齢の人の健康を大幅に改善することができるより良い癌治療と革命的な新薬への道を開くポテンシャルを秘めている。化学工学および材料科学の助教授であるNick Graham博士のチーム、生物科学と生物医学工学の教授であるScott Fraser博士、そしてZohrab A. Kaprielianの工学博士であるPin Wang博士は、2019年5月28日にJournal of Biological Chemistryに「ヌクレオチド合成の阻害はヒト乳腺上皮細胞の複製老化を促進する(Inhibition of Nucleotide Synthesis Promotes Replicative Senescence of Human Mammary Epithelial Cells.)」と題された論文を発表した。

「若返りの泉を飲むためには、若返りの泉がどこにあるのかを理解し、若返りの泉が何をしているのか理解しなければならない」とGraham博士は述べた。 「我々は反対のこと、つまり細胞が老化する理由を研究しているので、老化を改善するための治療法を設計することができるかもしれない。」

これを達成するために、Graham研究室の大学院生であるAlireza Delfarah氏は、老化、つまり細胞が恒久的に新しい細胞を作り出すのをやめる自然の過程に注目した。 このプロセスは、加齢による関節炎、骨粗鬆症、心臓病などの病気の主な原因の1つだ。
「老化細胞は、自己再生や分裂の可能性が無限にある幹細胞とは実質的に反対の細胞だ。」とDelfarah氏は述べた。 「老化細胞は二度と分裂することはあり得ない。それは不可逆的な細胞周期停止状態である。」

研究チームは、老化した老化細胞がDNAの構成要素であるヌクレオチドの生産を停止することを発見した。 研究者が若い細胞を取り、それらにヌクレオチドの生産をやめさせると、細胞は老化した。

 

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