希な遺伝的形態の認知症の発見により、アルツハイマー病の新しい治療法の可能性が浮上

2020
10月 26
(月)
09:00
創薬研究のバイオニュース

希な遺伝的形態の認知症の発見により、アルツハイマー病の新しい治療法の可能性が浮上

ペンシルベニア大学医学部の研究チームによって、新しい、希な遺伝的形態の認知症が発見された。 この発見はまた、脳内にタンパク質が蓄積する新しいパスウェイに光を当てるものだ。この新しいパスウェイは、この新たに発見された病気や、アルツハイマー病などの関連した神経変性疾患を引き起こし、新しい治療法の対象となる可能性がある。 この研究は、2020年10月1日にScienceでオンラインで公開された。この論文は「常染色体優性VCPハイポモルフ変異はPHF-タウの分解を損なう(Autosomal Dominant VCP Hypomorph Mutation Impairs Disaggregation of PHF-tau.)」と題されている。
アルツハイマー病は、脳の特定の部分にタウタンパク質と呼ばれるタンパク質が蓄積することを特徴とする神経変性疾患だ。 未知の神経変性疾患を持つ死亡したドナーからのヒト脳組織サンプルの検査に続き、研究者らは、脳内のバロシン含有タンパク質(valosin-containing protein:VCP)(画像)の新たな変異、液胞と呼ばれる変性領域でのタウタンパク質の蓄積およびそれらに空洞があるニューロンを発見した。
この研究チームは、この新たに発見された疾患を「液胞タウオパチー」(vacuolar tauopathy :VT)と名付けた。これは、神経細胞の液胞とタウタンパク質の凝集体の蓄積を特徴とする神経変性疾患だ。

 

続きを読む
ここから先は会員限定のコンテンツです
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(564)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



    酵素を用いない安価で簡単な組織からの細胞単離システム incellPREPは、細胞自体の分析やその後の細胞内外の解析のために、種々の組織から非常に簡単に。且つ、確実に細胞の単離が簡単に行えます。 酵素は使用せず、使い捨てのホモジナイズ方式により細胞へのダメージを最小限にしたシングルセル懸濁液が得られます。処理時間は10分程度で、 更に、同一FFPEサンプルから、RNA及びDNAが同時に回収することも可能です。もっと読む

バイオマーケットjpは、ライフサイエンス研究者・バイオビジネス関係者のための会員制サイトです。

ユーザー登録すると...

コンテンツの全文表示・コメント投稿・各種お申し込み・ダウンロード等、

様々なユーザー専用機能をご利用いただくことができます。

 

ユーザー登録は1分で完了

ユーザー登録は無料

サイト運営者

バイオアソシエイツ株式会社

バイオアソシエイツ株式会社
東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー 3F
BioAssociates.co.jp

What We Do

ライフサイエンス事業向け
マーケティングサービスを提供しています


  • マーケティングリサーチ
  • コンサルティング
  • 外部連携支援
  • 科学顧問
  • マーコム