セラピューティック・ソリューションズ・インターナショナル社は、CD103を発現する樹状細胞とそのエキソソームが、JadiCell間葉系幹細胞を介した肺の保護に関する新しいメカニズムであることを特定。
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2022年10月3日、セラピューティック・ソリューションズ・インターナショナル社(TSOI)は、同社のユニバーサルドナー幹細胞製品の治療効果が、CD103を発現する樹状細胞とそのエクソソームを一部介することを示唆する新データを発表した。エクソソーム治療薬の分野は飛躍的に成長しているが、樹状細胞エクソソームを呼吸器系疾患に使用することは全く前例がないという。 一連の実験で、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の両方に対する保護が、分子CD103を発現する樹状細胞によってナイーブマウスに移行できることが明らかにされた。さらに、細胞が作り出すナノ粒子であるエクソソームも、ナイーブマウスに保護機能を移行させることが可能であった。 TSOIの最高医学責任者であるジェームズ・ヴェルトマイヤー博士は、「最先端を行くオピニオンリーダーのチームと協力して、この全く予想外の発見をしたことを嬉しく思っている。エクソソーム治療薬の分野は飛躍的に成長しているが、樹状細胞エクソソームの呼吸器疾患への使用は全く前例がない。」と述べている。 TSOIは現在、JadiCellsを用いたCOVID-19関連ARDSの治療に関する第III相臨床試験を実施中だ。また、COPDの治療薬としてIND#28508を申請しており、現在FDAと協議中だ。 TSOI の社長兼 CEO であるティモシー・ディクソンは、「ベルトマイヤー博士は、JadiCell の臨床応用を進めると同時に、当社の癌プログラムから学んだ科学的教訓を活用し、当社の細胞がこれまで知られていなかった治療効果を発揮する新しいメカニズムを特定するという、他に類を見ない業績を上げている。この新しい発見について特許を申請したことで、樹状細胞生成エクソソームに関するアジュバント製品の開発の可能性が期待される」と述べている。
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