UCサンディエゴ校の研究グループ、細胞培養でヘパリン抗凝固剤の製造に一歩近づいたことを報告

UCサンディエゴ校の研究グループ、細胞培養でヘパリン抗凝固剤の製造に一歩近づいたことを報告

2020年4月10日に全米科学アカデミー(PNAS)のオンライン抄録で公開された最近の研究で、カリフォルニア大学(UC)サンディエゴ校の研究者は、細胞培養でヘパリンを製造する能力に一歩近づいたことを報告している。 この論文は「ZNF263はヘパリンとヘパラン硫酸の生合成の転写調節因子である。(ZNF263 Is a Transcriptional Regulator of Heparin and Heparan Sulfate Biosynthesis.)」と題されている。
ヘパリンは強力な抗凝固剤であり、病院で最も処方されている薬物だが、細胞培養による製造は現在までのところ不可能だ。 特に、研究者らはヘパリン生合成において重要な遺伝子であるZNF263(亜鉛フィンガータンパク質263)を発見した。 研究者たちは、この遺伝子調節因子がヘパリンの工業生産への道における重要な発見であると信じている。

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