ハイドロゲルで損傷した筋肉組織に筋肉幹細胞を送達する技術が報告される。

2018
9月 11
(火)
15:50
再生医療/幹細胞研究のライフサイエンスニュース

ハイドロゲルで損傷した筋肉組織に筋肉幹細胞を送達する技術が報告される。

自動車事故は、高齢の患者に、癒されない重度の筋肉傷害を残す。 ドナーからの筋肉幹細胞による治療は、損傷した組織を回復させるかもしれないが、医師にはそれらを効果的に送達することが困難だ。

新しい方法がこの状況を変えるのに役立つかもしれない。 ジョージア工科大学(Georgia Tech)の研究者は、筋肉がうまく再生しない患者の筋衛星細胞(MuSC)を筋肉組織に直接送達するために、ハイドロゲルである分子マトリックスを設計した。マウスによるラボ実験では、ハイドロゲルは、損傷した老化筋肉組織にMuSCをうまく送達して、幹細胞を過酷な免疫反応から保護しながら治癒過程を促進した。
この方法は、デュシェンヌ型筋ジストロフィーを模倣した筋肉組織欠損マウスでも成功し、研究が進めば、新しいハイドロゲル療法は、この病気にかかっている人々の命を救うことができるかもしれない。
損傷した炎症を起こした組織に筋衛星細胞を単に注入するだけでは、幹細胞がそれらに対抗する免疫系に遭遇するため、非効率的であることが分かっている。「どのような筋肉傷害も免疫細胞を引き寄せるだろう。 通常、これは筋幹細胞が損傷を修復するのに役立つ。
しかし、老化した筋肉やジストロフィー筋では、免疫細胞が、新しい幹細胞を殺すサイトカインやフリーラジカルなどの毒性化学物質を多く放出する。」とジョージア工科大学の生物科学院助教授でこの研究の主任研究者であるYoung Jang博士は述べた。注入されたMuSCの1〜20%しか損傷組織には到達しない。また、組織の損傷によっては、注入が不可能になるため、新しい配送戦略の必要性が生じる。

 

続きを読む
ログインしてください
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(1824)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



食品偽装、微生物学、組織学など、サンプルの素材・差異をダイレクトイオン化精密質量分析で瞬時に判断 iKnifeサンプリング機能搭載REIMS研究システムは高性能飛行時間型(Tof)質量分析計と強力で直感的なソフトウェア、ダイレクトイオン化を組み合わせることで、前処理が不要で迅速かつ容易な分子プロファイリングを可能としました。 この革新的な iKnife はハンドヘルドサンプリング装置で、情報を豊富に含んだ蒸気をサンプルの表面から直接生成します。この蒸気が飛行時間型質量分析計により分析され、数秒で正確な分子プロファイリングが得られます。もっと読む
運営会社:バイオアソシエイツ株式会社
  •      

登録ユーザー数
3166人
2019年03月26日 現在
新メンバー
さとみ 2019/3/26
nano24 2019/3/24
50ASA 2019/3/21
biobiobi 2019/3/20
川口 晋 2019/3/19
HYHYHY 2019/3/18
manuchem 2019/3/18
きゅうまる 2019/3/15
20 人のユーザが現在オンラインです。 (20 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
登録ユーザ: 0 ゲスト: 20
抗体よもやま話
質量分析屋のネタ帳
創薬よ何処へ

 

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
バイオマーケットjpのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。引用される場合は出典元リンクの記載をお願いします。