ゲノム編集
ゲノム編集(Genome Editing)とは、CRISPR-Cas9などを用いた生物のゲノム改変技術である。既存の遺伝子を除去したり新しい遺伝子を追加したりすることで生物機能を人工的に改変する「合成生物学(synthetic biology)」は、第5次産業革命として様々な産業で注目を集めている。
- 新世代ゲノム編集技術CRISPR/Cpf1はCRISPR/Cas9を超えるか?
- RNAを標的とする新CRISPRシステム「C2c2」の特徴を解明
- CRISPR/Cas9に天然オフスイッチ発見。ゲノム編集の制御が可能に。
- CRISPR-Cas9の輸送にCRISPR-Goldを用い、マウス・モデルでデュシェンヌ型筋ジストロフィー突然変異を治療
- RNA編集機能を拡張した新CRISPR技術(RESCUE)でAPOE4 アルツハイマーリスクバリアントをAPOE2非リスクバリアントに変換できることを実証。
- がん患者に対するCRISPR編集免疫細胞の初期試験でアプローチの安全性が示唆された
- ヒト幹細胞における脆弱X症候群の抑制されたFMR1遺伝子を再活性化するCRISPRツール
- CRISPRで犬のデュシェンヌ型筋ジストロフィーの進行を停止させることに成功
- 8000万年以上保存されてきた有害エクソンは不可欠であり抗腫瘍活性があることをCRISPRベースの手法で発見
- 特定の接合性プラスミドがCRISPR-Casを回避するメカニズムをカナダの研究グループがNARで発表
- 5億年前に脊椎動物への進化を解き放った遺伝子ファミリーをCRISPRで特定
- RNAとDNA鎖が合わさったレトロンの謎が解き明かされた。将来CRISPRと組み合わせたゲノム編集ツールになるかもしれない。
- 幹細胞とCRISPRにより、希な新生児糖尿病を引き起こす突然変異が特定された。
- 新CRISPR技術はエピジェネティックな継承を比類なく制御することができ、特定の遺伝性疾患の治療に大きな可能性を持っている
- CRISPRを超えてRetronがやってくる。新しい遺伝子編集技術Retronにより、何百万もの遺伝子実験を同時に行うことが可能に。
- 遺伝子編集技術の最後のピースとなるミトコンドリアのA-G塩基変換に成功 "TALEDがゲノムエンジニアリングの新時代を切り開く"
- CRISPRがワイン畑を枯死させる害虫(Glassy-Winged Sharpshooter)駆除に新たな希望をもたらす
- CRISPR技術で癌細胞にDNAバーコードを埋め込み、腫瘍がどのように成長するかを明らかに
- "ソフト" CRISPRが遺伝子欠損の新たな治療法を提供する可能性。1本鎖DNAの"ニック"による標的修復が、新しい疾患治療法の基盤になる可能性。
- RNAを用いた新ツールで脳神経回路の解明と特定細胞の編集が可能に。編集技術は精密であらゆる組織や種に広く適用可能。
1 / 2
- 1
- 2
Life Science News from Around the Globe
Edited by Michael D. O'Neill
バイオクイックニュースは、サイエンスライターとして30年以上の豊富な経験があるマイケルD. オニールによって発行されている独立系科学ニュースメディアです。世界中のバイオニュース(生命科学・医学研究の動向)をタイムリーにお届けします。バイオクイックニュースは、現在160カ国以上に読者がおり、2010年から6年連続で米国APEX Award for Publication Excellenceを受賞しました。
BioQuick is a trademark of Michael D. O'Neill