エレヴァイ・ラボ社(NASDAQ: ELAB)とカナダのダルハウジー大学(Nova Scotia)との共同研究により、エレヴァイのヒト臍帯間葉系幹細胞(hUMSC)由来のエクソソーム「ELEVAIエクソソーム™」が、創傷治癒、免疫調節、および皮膚の細胞外マトリックス(ECM)のリモデリングに関連する800種類以上のタンパク質を含むことが明らかになりました。
この研究では、ELEVAIエクソソーム™のタンパク質プロファイルが、54件の既存のエクソソーム研究データと比較して、統計的に有意で著しく豊富であることが示されました。特に、加齢とともに減少するタンパク質が多く含まれており、皮膚の薄化、弾力の低下、シワの形成を防ぐ可能性があることが示唆されています。
2024年8月19日、エレヴァイ・ラボ社は、同社の独自技術「Precision Regenerative Exosome Technology™(PREx™)」を用いたエクソソームが、細胞外マトリックスの組織化、免疫機能、創傷治癒に関連するタンパク質を運ぶ可能性があると発表しました。この研究は、ダルハウジー大学応用科学・プロセス工学科のスタニスラフ・ソコレンコ博士(Stanislav Sokolenko, PhD)との共同研究の一環です。
同社のCEOであるジョーダン・R・プレウス博士(Jordan R. Plews, PhD)は「当社のエクソソームが他のエクソソームと根本的に異なるかどうかを確認することが研究の目的でした。このデータにより、当社のPREx™技術で適切に処理されたhUMSCから得られるエクソソームは、他の幹細胞(MSC)由来のエクソソームと類似しつつも異なるプロテインプロファイルを持つと考えています」と述べました。
タンパク質プロファイルの比較
ELEVAIエクソソーム™のサンプルは、透過型電子顕微鏡(TEM)により典型的なエクソソームの形態と直径を示し、創傷治癒、免疫調節、細胞外マトリックスのタンパク質のリモデリングに関連するタンパク質の豊富な存在が確認されました。また、既存のMSC由来エクソソームのタンパク質研究データと比較して、ECM組織化、止血、細胞のストレス応答に関連するタンパク質が著しく豊富であることが示されました。
これらのタンパク質には、コラーゲン、インテグリン、ラミニンファイバー、フィブロネクチン、フィブリン、メタロプロテイナーゼ阻害因子(TIMP2)およびマトリックスメタロプロテイナーゼなど、多数が含まれます。これらの成分は、皮膚の薄化、弾力の低下、シワの形成を防ぐ重要な役割を果たすとされています。
今後の展開と研究計画
エレヴァイ社とダルハウジー大学は、さらに研究範囲を拡大し、ELEVAIエクソソーム™が皮膚機能に与える影響を調査する追加実験を計画中です。これにより、骨再生、創傷治癒、免疫調節など、より広範な応用が可能な合成エクソソームの創出が目指されています。同社は2024年末までにデータセット全体を共有する予定です。



