創薬研究の動向
年頭の挨拶

サイエンス出版部 発行書籍
「創薬よ何処へ」の読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。昨年まで、国際情勢は政治的にも、経済的にも不安定な状態でしたが、今年は改善されることを願っています。また、今年も皆様にとって良い年であることをお祈り申し上げます。ところで、「創薬よ何処へ」も2016年にスタートしてから、早くも8年目になります。その頃はまだ、医薬品開発は臨床現場と医薬品開発の溝が大きい時期でした。しかし、2015年にアメリカのオバマ前大統領が個別化医療を推進することを発表し、また人のゲノム解析が進み、医薬品開発にもバイオメカニズムを取り入れる必要性が出てきました。 その後、2021年にはコロナウイルスが流行し始め、そのワクチンとして開発されたのが、mRNAワクチンで、この頃から核酸医薬とドラッグデリバーが、注目されるようになりました。更に、昨年のノーベル化学賞に輝いた、プロテインのアミノ酸配列からAT技術を用いた蛋白質の高次構造解析の技術を用いた創薬研究も、低分子・中分子の創薬分野で早期開発につながる有効な手段になってきています。このような医薬品開発の現状を考えると、「創薬よ何処へ」もそろそろ終着に近づいて来たかなと考える次第ですが、もう少しお付き合いください。今年もよろしくお願いいたします。 2025年元旦 中山 登
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著者: 中山 登

このセクションは、(株)Spectro Decypher 取締役&CTO(元・中外製薬株式会社研究本部化学部分析グループ長)中山 登 氏による創薬研究コラムです。
長年、創薬研究に携わってこられた中山氏が、創薬研究の潮流についての雑感や、創薬研究者が直面している課題の解決法などを体験談を踏まえて語っていただきます。
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中山氏へのご意見やご質問は各記事ページ下のコメント欄から投稿できます。
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【中山 登 氏 ご略歴】
昭和48年3月 立命館大学理工学部卒業
昭和48年5月~
昭和56年4月 電気通信大学材料科学科、コロンビア大学化学部研究員
昭和56年6月 日本ロシュ株式会社研究所 入社
平成8年4月 日本ロシュ株式会社研究所天然物化学部、機器分析グループ長
平成16年10月 中外製薬株式会社研究本部化学部分析グループ長
平成21年4月 中外製薬株式会社 定年 シニア職
平成26年4月 中外製薬株式会社 退職
平成26年5月~現在 株式会社バイオシス・テクノロジーズ 取締役&チィーフ・テクニカル・オフサー(CTO)
平成27年4月~平成31年3月 聖マリアンナ医科大学分子病態情報研究講座講師
平成31年1月~現在 株式会社Spectro Decypher 取締役&チィーフ・テクニカル・オフサー(CTO)
昭和48年3月 立命館大学理工学部卒業
昭和48年5月~
昭和56年4月 電気通信大学材料科学科、コロンビア大学化学部研究員
昭和56年6月 日本ロシュ株式会社研究所 入社
平成8年4月 日本ロシュ株式会社研究所天然物化学部、機器分析グループ長
平成16年10月 中外製薬株式会社研究本部化学部分析グループ長
平成21年4月 中外製薬株式会社 定年 シニア職
平成26年4月 中外製薬株式会社 退職
平成26年5月~現在 株式会社バイオシス・テクノロジーズ 取締役&チィーフ・テクニカル・オフサー(CTO)
平成27年4月~平成31年3月 聖マリアンナ医科大学分子病態情報研究講座講師
平成31年1月~現在 株式会社Spectro Decypher 取締役&チィーフ・テクニカル・オフサー(CTO)