「創薬よ何処へ」の読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年まで、国際情勢は政治的にも、経済的にも不安定な状態でしたが、今年は改善されることを願っています。また、今年も皆様にとって良い年であることをお祈り申し上げます。
ところで、「創薬よ何処へ」も2016年にスタートしてから、早くも8年目になります。その頃はまだ、医薬品開発は臨床現場と医薬品開発の溝が大きい時期でした。しかし、2015年にアメリカのオバマ前大統領が個別化医療を推進することを発表し、また人のゲノム解析が進み、医薬品開発にもバイオメカニズムを取り入れる必要性が出てきました。
その後、2021年にはコロナウイルスが流行し始め、そのワクチンとして開発されたのが、mRNAワクチンで、この頃から核酸医薬とドラッグデリバーが、注目されるようになりました。
更に、昨年のノーベル化学賞に輝いた、プロテインのアミノ酸配列からAT技術を用いた蛋白質の高次構造解析の技術を用いた創薬研究も、低分子・中分子の創薬分野で早期開発につながる有効な手段になってきています。
このような医薬品開発の現状を考えると、「創薬よ何処へ」もそろそろ終着に近づいて来たかなと考える次第ですが、もう少しお付き合いください。
今年もよろしくお願いいたします。
2025年元旦 中山 登

