もう採血は不要?唾液でわかる糖尿病リスク!UBCが発見した画期的な早期診断法
健康診断での採血が、ちょっと苦手だと感じる方は多いのではないでしょうか。もし、あのチクッとする痛みなしで、唾液を出すだけで将来の生活習慣病のリスクがわかるとしたら?カナダの研究チームが、そんな夢のような検査方法の可能性を発見しました。あなたの唾液に隠された、健康の早期警告サインとは一体何なのでしょうか。 UBCの研究が慢性疾患の早期警告サインを検出する非侵襲的な方法を明らかに 血中のインスリン濃度が高い状態、すなわち高インスリン血症を測定することは、メタボリックヘルスを評価する実証済みの方法であり、2型糖尿病、肥満、心臓病を含む将来の健康問題を発症するリスクを示すことができます。この度、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)オカナガン校の研究チームが、唾液中のインスリン濃度を測定することで、針や研究室での血液検査を必要とせずに同じ検査を行える非侵襲的な方法を発見しました。UBCオカナガン校 健康運動科学部の教授であるジョナサン・リトル博士(Jonathan Little, PhD)は、簡単な唾液検査はそれ以上のことができると述べています。それは、肥満やその他の健康リスクに関連する初期の代謝変化を検出するためにも使用できるのです。 2025年5月16日に学術誌Applied Physiology, Nutrition, and Metabolismで発表されたこの研究には、様々な体格の健康な参加者94名が含まれていました。絶食期間の後、各参加者は標準化された代替食シェイクを飲み、その後、唾液サンプルを提供し、指先穿刺による血糖値検査を受けました。この論文は、「Saliva Insulin Concentration Following Ingestion of a Standardized Mixed Meal Tolerance Test: Influence
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Edited by Michael D. O'Neill

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