多剤併用治療法(FOLFIRINOX)により、より多くの膵臓癌が切除可能になり、切除可能なボーダーラインにある腫瘍の患者の生存期間がほぼ2倍に。

2019
7月 4
(木)
18:30
臨床医学のライフサイエンスニュース

多剤併用治療法(FOLFIRINOX)により、より多くの膵臓癌が切除可能になり、切除可能なボーダーラインにある腫瘍の患者の生存期間がほぼ2倍に。

アメリカがん協会の予測が正確であれば、今年は、乳癌、脳腫瘍、卵巣癌、または前立腺癌よりも、膵臓癌でより多くの人々が死亡するだろう。 膵臓癌が非常に致命的である1つの理由は、伝統的な化学療法に対する耐性である。しかし、ウェストバージニア大学医学部の外科腫瘍専門医Brian Boone医師は、FOLFIRINOX(フォルフィリノックス:癌治療薬の新しい組み合わせ)により膵臓癌が安全に除去するには血管に近すぎる「切除可能なボーダーライン」にある患者のアウトカムを改善できるかどうかを調査している。
医学部の外科学科の助教授Boone博士は、次のように述べている。「膵臓腫瘍がどのようにして座るか、それらは無くては生きていけない重要な血管に非常に接近している。 それが化学療法が作用し始めるところだ。我々は腫瘍を静脈から縮小させ、切除可能なボーダーラインから切除可能なものへ、あるいは手術で除去可能なものに変えようとしている。」
最近の24件の研究のメタアナリシスにおいて、Boone博士と彼の研究チームは、医師がFOLFIRINOXで治療した切除可能なボーダーラインの膵臓癌の313例を検討した。 彼らは患者の全生存率を分析した。また、どのくらいの頻度で腫瘍が外科的に切除されるのに十分に縮小したかを評価した。 チームは、FOLFIRINOXが平均して患者の寿命を延ばし、より多くの場合に手術を可能にしたことを発見した。
彼らの調査結果は、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)の2019年5月14日にオンラインで発表された。 この論文のタイトルは「切除可能なボーダーラインの膵臓癌患者におけるネオアジュバントFOLFIRINOX:系統的レビューと患者レベルのメタアナリシス(Neoadjuvant FOLFIRINOX in Patients with Borderline Resectable Pancreatic Cancer: A Systematic Review And Patient-Level Meta-Analysis.)」と題されている。

 

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