テキサス大学メディカルブランチ(UTMB)のRamkumar Menon博士が率いる研究者グループは、まだ確実ではないが分娩のタイミングにおけるキープレイヤーについて新たな洞察を見出した。この新しい情報によって、科学者たちは早産を防ぐことができるようになるかもしれない。


この研究は2019年1月24日にScientific Reportsにオンラインで発表された。 このオープンアクセスの論文は「 エクソソーム はマウスで早産を引き起こす:妊娠中の傍分泌シグナル伝達の証拠(Exosomes Cause Preterm Birth in Mice: Evidence for Paracrine Signaling in Pregnancy.)」と題されている。

世界保健機関(WHO)によると、推定1500万人の乳児が毎年早すぎる時期に生まれている。早産による合併症は、5歳未満の子供の主な死亡原因であり、世界中で毎年約100万人が死亡している。米国では、2017年に乳児10人に約1人が早産している。

女性が妊娠の終わりになると、胎児が出産のために十分成熟したことを知らせる化学物質が放出される。この化学物質の放出は母親のホルモンレベルをシフトさせ、それが子宮内の炎症を増やし、分娩と出産が始まる。


UTMBの准教授であり婦人科のMenon博士は、次のように述べている。「妊娠中にこのタイプのシグナル伝達が何をするのかについてはほとんど分かっていないので、分娩と出産のタイミングにおけるエクソソームによって運ばれる傍分泌(パラクリン)の役割を調べた。」
研究者らは妊娠中のマウスから血漿サンプルを集め、エクソソームを単離した。 妊娠初期または妊娠後期のいずれかに収集されたエクソソームを、ヒトの妊娠第三期に相当する時期に、別の群の妊娠マウスに注射した。

「我々は、高濃度の妊娠後期エクソソームを注射することで、通常この過程に関与する他のホルモンや化学的な誘因なしに、分娩関連の変化を引き起こすことができることを示した。 妊娠初期のエクソソームの注射は効果がなかった。」「これはエクソソームがこれまでに報告されたことのない分娩と出産においてより重要な役割を果たすことを示している。」とMenon博士は述べた。

この論文の筆頭著者であるUTMBのSamantha Sheller-Miller氏は、この新しい発見を生み出した動物モデル実験を率いた。他の著者には、UTMBのJayshil Trivedi氏、およびロマリンダ大学のSteven Yellon氏が含まれている。

【BioQuick News:New Work Suggests Exosomes May Play Key Role in Labor & Delivery

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