マウントサイナイがリジェネロン・ジェネティクス・センターと共同で、100万人規模の遺伝子配列解析プロジェクトを創設。精密医療研究の推進、患者ケアの向上を目指す。
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マウントサイナイ・ヘルスシステムとニューヨークのアイカーン医科大学は、業界をリードするニューヨークのバイオテクノロジー企業リジェネロンの一部であるリジェネロン・ジェネティクス・センター(RGC)と、「マウントサイナイ・ミリオン・ヘルス・ディスカバリーズ・プログラム」という新しいヒトゲノム配列研究プロジェクトを開始した。 本プログラムは、5年間で100万人のマウントサイナイ患者を登録することを目標としており、この種のプロジェクトとしては最も野心的なものの一つであり、リジェネロンが支援する配列決定の取り組みとしてはこれまでで最大規模のものとなっている。その目的は、研究者にユニークなデータセットを提供することで、日々の患者のケアを導く遺伝学に基づく精密医療アプローチの真の可能性を評価し、また、潜在的な新規治療法の発見と開発の指針となる新しい洞察を生み出すことにある。 本共同研究チームは、RGCの膨大な遺伝子配列解析能力と科学研究の専門知識、マウントサイナイの大規模で多様な患者層と高度な電子医療記録システムを、Vibrent Health社が開発したデジタルヘルス・プラットフォームによって融合することを計画している。 「何十年もの間、我々は遺伝学が患者一人一人に必要な医療の青写真を医師に提供してくれることを期待してきた。遺伝学は希少疾患を理解するための強力なツールであることが証明されているが、ほとんどの患者の治療や診断にどの程度有効であるかについては、まだ十分なデータが得られていないのが現状だ。」と、アイカーン・マウントサイナイの精神医学および遺伝学・ゲノム科学の准教授でプロジェクトリーダーのアレクサンダー・W・チャーニー医学博士は述べている。 「このプロジェクトでは、精密医療の効果を見極め、患者の治療を改善するために必要な、臨床に焦点を当てた膨大な実データを研究者
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