血小板は血管壁を選択的に不透過性にし、腫瘍細胞の転移を減らすことが発見された

2020
7月 20
(月)
14:00
臨床医学のバイオニュース

血小板は血管壁を選択的に不透過性にし、腫瘍細胞の転移を減らすことが発見された

スウェーデンのウプサラ大学の研究者は、癌における血小板のこれまで知られていない機能を発見した。 マウスモデルでは、これらの血小板が血管壁の保護に役立ち、血管壁を選択的に不透過性にすることで、腫瘍細胞の体の他の部分への広がりを抑えていることが発見された。
この研究成果は、2020年6月25日にCancer Researchのオンラインで発表された。 この論文は「血小板特異的PDGFBアブレーションは腫瘍血管の完全性を損ない、転移を促進する(Platelet-Specific PDGFB Ablation Impairs Tumor Vessel Integrity and Promotes Metastasis.)」と題されている。

血小板は核のない小さな細胞片で、骨髄で形成され、血液中を循環している。怪我をして出血すると、血小板は凝集し、傷を塞ぎ、血液の凝固を助ける。 血小板が活性化されると(それは創傷だけでなく腫瘍でも発生する)、血小板に含まれる成長因子がその周囲に放出される。これらの成長因子の1つは血小板由来成長因子B(PDGFB)だ。 この研究者らは、癌患者の血小板のPDGFBが削除された場合に何が起こるかを調査し、血小板からのPDGFBは、支持細胞を腫瘍血管に引き付けるために不可欠であることが判明した。

 

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