キノコ毒素のアマニチンを工業規模で生産することが可能に

2020
3月 10
(火)
12:00
植物研究のライフサイエンスニュース

キノコ毒素のアマニチンを工業規模で生産することが可能に

タマゴテングタケ(テングタケ属)は猛毒である。 ただし、その毒素の一部は適切に使用すれば治癒に役立つこともある。たとえば、毒素のひとつであるアマニチンは抗体ベースの癌治療の必須要素だ。
2019年12月17日にドイツの雑誌Angewandte Chemieにオンラインで公開された論文で、科学者たちは現在、α-アマニチンの新しい合成経路について説明している。このオープンアクセスの論文は、「デスキャップ毒素α‐アマニチンの収束的全合成(A Convergent Total Synthesis of the Death Cap Toxin α‐Amanitin.)」と題されている。

彼らの方法は大規模生産に適しているようであり、最終的にさらなる研究のための十分な毒素を利用可能にする。 アマニチンは酵素RNAポリメラーゼIIを高い選択性で阻害し、細胞死を引き起こす。 抗体によって腫瘍細胞に輸送されると、毒素は腫瘍と戦うことができる。 しかし、最近まで、アマニチンの唯一の供給源はキノコ(テングタケ)自体であり、実験の可能性を制限していた。

少し前に、最も強力なアマニチンであるα-アマニチンの全合成が報告された。 ベルリン工科大学のRoderich D.Süssmuth博士と協力者は、完全に液相で発生する大規模の全合成の代替ルートを紹介した。

 

続きを読む
ログインしてください
  •      


この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
このエントリーをはてなブックマークに追加

閲覧(304)

バーチャル展示会:おすすめバイオ研究支援ツール



Ab-Capcherは、従来の抗体精製プロテインAゲルでは限定された適応抗体生物種やプロテインGゲルの結合量の低さと言った問題点を一挙に解決した高性能プロテインA アガロースビーズ(ゲルカラム担体)です。 特にこれまで研究者のご不満の多かったラットやマウスのモノクローナル抗体も簡単・高純度に精製できます。もっと読む
運営会社:バイオアソシエイツ株式会社
  •      

登録ユーザー数
3412人
2020年03月28日 現在
新メンバー
ReikoPom 2020/3/27
なすお 2020/3/27
K2azu 2020/3/24
サンライズ 2020/3/24
Tkawa 2020/3/23
aymmt 2020/3/21
koji1024 2020/3/21
HIRO111 2020/3/20
Yasushi 2020/3/19
Hiroakiu 2020/3/19
ベアダー 2020/3/16
t100114 2020/3/13
shushu 2020/3/12
AlParka 2020/3/12
SO-20220 2020/3/12
13 人のユーザが現在オンラインです。 (6 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
登録ユーザ: 0 ゲスト: 13
抗体よもやま話
質量分析屋のネタ帳
創薬よ何処へ
バーチャル展示会