マラリアの治療薬が開発される

2012
2月 20
(月)
11:40
創薬研究のバイオニュース

マラリアの治療薬が開発される

マラリアの肝臓感染と血液感染を治療する医薬品の候補化合物が見つかった。2011年11月17日付けのScience誌に掲載されたこの研究は、カリフォルニア州ラホーヤのスクリップス研究所のエリザベス・Aウィンツェラー学術博士によって主宰されている。国立アレルギー感染症研究所(NIAID)と国立衛生研究所からのグラントである。マラリアは、プラスモジウム属の4種 類近縁な寄生中によって起こり、感染した蚊にかまれることによってヒトに移る。そして寄生中は肝臓に移動し、症状を引き起こす事なく、約一週間で急激に増加する。症状は、寄生中が肝臓から血流を通って身体全体に広がった時に初めて出始める。しかし寄生中は、感染者が症状を示す数ヶ月から数年前まで肝臓で休眠することがある。現在開発されているマラリア治療薬のほとんどは、感染の血液ステージにある症状を緩和することをターゲットにしている。しかし、マラリアの撲滅を支援するためには、肝臓感染と血液感染の両段階で感染を治療する薬が理想的である。現在、世界保健機関(WHO) が勧めている治療はプリマキン一つで、初期の肝臓ステージにある特定の種類のマラリア感染を治療する。

 

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