エクソソームが重度の前立腺癌促進伝達因子の送達をしていることが判明。 エクソソーム放出阻害が治療に有用であることが証明された。

エクソソームが重度の前立腺癌促進伝達因子の送達をしていることが判明。 エクソソーム放出阻害が治療に有用であることが証明された。

ニューロン機能を支援する転写因子は、すでに再発した癌をさらに致命的にする可能性のある前立腺の細胞変換を可能にするようだ。 転写因子BRN4は主に中枢神経系と内耳で発現するが、稀であるが神経内分泌前立腺癌の患者でも増幅され過剰発現する最初の証拠がClinical Cancer Researchジャーナルで公開された。


この論文は「BRN4は去勢抵抗性前立腺癌における神経内分泌分化の新規ドライバーであり、BRN2を含む細胞外小胞で選択的に放出される(BRN4 Is a Novel Driver of Neuroendocrine Differentiation in Castration-Resistant Prostate Cancer and Is Selectively Released in Extracellular Vesicles with BRN2.)」と題されている。

その名前が示すように、神経内分泌細胞は脳内の方が一般的だが、クルミサイズの前立腺にも少し存在し、強力なホルモン療法に直面するとより致命的なものになる。
性ホルモンのアンドロゲンは前立腺癌の主な原因であり「化学療法去勢」と呼ばれるホルモン療法は、前立腺癌またはその受容体を抑制するための標準的な最前線療法だ、とジョージア医科大学 (MCG) 生化学科の癌生物学者である Sharanjot Saini博士(写真左) は語った。 それでも、患者の40%が数年以内に去勢抵抗性前立腺癌を発症する。

このより侵攻性の癌は治療が難しく、患者はこの再発性前立腺癌に対して2012年に最初に承認されたエンザルタミドなどのより新しく強力なホルモン療法を受ける可能性がある。 Saini 博士は、前立腺で癌になり易いのは、はるかに一般的な管腔細胞型だと言う。 しかし、この追加のより積極的な治療に直面すると、これらの管腔細胞のサブセットは、さらに積極的な疾患である神経内分泌前立腺癌に分化すると、この研究の筆頭著者であるDivya Bhagirath 博士(写真右)は述べた。

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Edited by Michael D. O'Neill

Michael D. O'Neill

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