出版物
生命科学雑誌バイオクイックニュース: 2024年2月号
科学雑誌バイオクイックニュース: 2024年2月号
本書は、世界のバイオニュース(医学研究・創薬研究・生命科学研究の動向)が気軽に読める科学雑誌です。バイオマーケットjp(biomarket.jp)で好評連載中のバイオクイックニュース日本語版の記事に未公開記事を加え、書籍化しました。医学、創薬、生命科学の革新的な発見と進展に焦点を当て、世界の研究動向を分かりやすく紹介しています。
編集長マイケル D. オニール
BioQuick Newsは、サイエンスライターとして30年以上の豊富な経験があるマイケル D. オニール氏によって発行されている独立系科学ニュースメディアです。世界中のバイオニュース(生命科学・医学研究の動向)をタイムリーにお届けします。BioQuick Newsは、現在160カ国以上に読者がおり、2010年から6年連続で米国APEX Award for Publication Excellenceを受賞しました。
目次:
世界の医学研究ニュース
- 脳のモザイク染色体と局所性てんかんの新たな原因が特定された
- がん細胞死を活性化する「スイッチ」を発見
- 血液検査で多発性硬化症が発症する1~2年前に悪化を察知し、悪化を防げる可能性
- 肺動脈平滑筋細胞と肺高血圧症:革新的な治療アプローチの発見
世界の創薬研究ニュース
- 乗り物酔いの原因となるニューロンが特定された
- 脳内ノルアドレナリンシステムの解明に先駆的な新手法を用いる-「ヒトの脳回路の機能解明へのマイルストーン」となる研究成果 専門家コメント
- ネトリン-1を標的とした膵臓がん治療の進展
世界の生命科学研究ニュース
- サメの極低突然変異率が新研究で明らかに
- 赤痢菌の毒性発現の重要なトリガーを特定
- ナノスケールのDNA格子をシリカにコーティングし、史上最高の重量比強度を持つ材料を開発
- 系統学的研究がオレンジの起源と酸味の遺伝を解明
- 新研究により、ヒマワリが太陽を追跡する能力は複数の光反応に依存していることが明らかに。
- 長い間、ヒトデ には頭がないと考えられてきたが、実はそうではないかもしれない。
- インフルエンザAウイルス検出用の金属増強蛍光プローブを開発。プローブを組み込んだセンサーにより、迅速、正確、費用対効果が高く、高感度な分子診断が可能に。
- ゲノム塩基配列の解読により、より寒冷な気候に生息するウタスズメが大型化する理由が明らかになった
- 抗酸化物質グルタチオンがミトコンドリアを健康に保つ仕組み
- 細菌とウィルスの腕の競い合いが、急速で複雑な進化への希少なチャンスを提供
ASHG2023(アメリカ人類遺伝学会)特集
- 終了報告: ASHG 2023年次大会の成功と人類遺伝学の革新
- CYP2D6 遺伝子型の評価における多様性の過小評価の評価: 英国バイオバンクにおける 490,558 個のゲノムの研究
- 吃音-「100万人以上の吃音症例と対照群におけるメンデルランダム化は遺伝子の有意な因果効果を示し、ホルモン、行動、および精神医学的形質と吃音症との因果関係を明らかにした」ASHGポスター発表
- 「癌検出のための無細胞RNAにおけるヌローマーの利用」ASHGプラットフォーム・プレゼンテーション
- 「ハンチントン病遺伝子HTTのアレル特異的サイレンシングのためのポイズンエキソン工学」ASHGプラットフォーム・プレゼンテーション
- 「3つの国立バイオバンクの50万人における12の一般的疾患のメタボロームおよびゲノム予測」ASHGプラットフォーム発表
- 「ヒトDNAから検出されました複数のウイルスがアルツハイマー病リスクと関連しています」ASHGポスター発表
- 「NIH IDENTIFY研究: 母体の悪性腫瘍を示唆する出生前cfDNAシーケンス結果を有する妊婦の前向き評価」ASHGプレナリープレゼンテーション
さらに各研究の詳細を知りたい場合は、原著へのリンクを載せていますので、そちらからアクセスが可能です。(Kindle版のみ)
生命科学の専門雑誌「バイオクイックニュース」は、日本語で提供される専門的かつ広範囲にわたる情報源として、価値ある投資となるでしょう。多忙を極める研究者、学生、そして科学愛好家の皆さんにとって、幅広い学術誌を網羅的にチェックするのは一苦労です。そんなあなたのために、「バイオクイックニュース」が最新の研究成果を分かりやすく、かつ迅速にお届けします。