こんにちは。質量分析屋の高橋です。 前回に引き続き、高分解能LC-MS/MSに関するネタです。今回は、問題形式にしてみました。試料の内容に余り依らず、未知成分の同定や構造推定には、GC/MSにしろLC/MSにしろ、高分解能MS/MSが有効です。

 

プリカーサーイオンのみならず、MS/MSにより取得されるプロダクトイオン(プリカーサーイオンが開裂して生成するイオン)の精密質量情報が得られ、組成推定が可能だからです。

最近の高分解能MS/MSが可能なLC-MSはとても性能が良いですが、得られるデータの全てを信頼できるかというと、必ずしもそうではありません。

下の図は、ある化合物を正のESI-LC-MS/MSで測定した時の、マススペクトルとm/z 355をプリカーサーイオンとしたプロダクトイオンスペクトルです。

 

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このプロダクトイオンスペクトル、“チョッとおかしいな?”というところがあるのですが、お分かりになるでしょうか?

ご興味あれば考えてみて下さい。正解は、暫くしたらまたブログに書いてみます。

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