Sera Prognostics™: プロテオミクスによる未熟児リスク検査
サイエンス出版部 発行書籍
2015年1月9日付Genome Web の報道によると (12)、ユタ州ソルト・レーク・シティに本社を置く女性ヘルス・ケア企業、Sera Prognostics社が、今年後半にMRM-MSプロテオミクス検査製品 (PreTRM™) の発表を計画している。この製品は、現場の医師が妊娠女性の未熟児出産リスクをするものである。Sera社は、同社の三重四極MRM-MSを用いているCLIAラボを通してPreTRM検査製品を提供していく予定になっている。 Genome Webは、検査製品が予定通りに発表されるという前提で、三重四極MRMを用いた多重プロテオミクス検査製品は、2013年に発表されたXpresys Lung Test以来ようやく2つめだと述べている。 Sera社の未熟児出産検査パネルは、同社独自のペプチド3種と追加のタンパク質6種で構成されており、妊娠第2期初期に妊婦の血液中のタンパク質を測定し、未熟児出産リスクを判定するというものである。 Sera社は、大規模なProteomic Assessment of Preterm Risk (PAPR、未熟児出産リスクのプロテオミクス評価) 臨床研究のためにアメリカ国内11箇所の病院などで5,500人の患者の研究参加登録を済ませており、2015年第2四半期には研究結果が発表されている。PAPRは、幅広く一般化が可能な未熟児出産予測因子開発目的としては、これまでにアメリカ国内で行われた単独の妊娠プロテオミクス研究としては参加患者数で最大の研究になった。 Sera社とBill & Melinda Gates Foundationは、PAPR研究とSera社の未熟児出産検査の開発の経験を活かし、これまでこの分野の医療が十分に行われていなかった発展途上国において未熟児出産のリスクを効果的かつ安価に判
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