ASEMV 2019年次総会・4日目


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ASEMV 2019年次総会の四日目のセッションも多くのエキサイティングなプレゼンテーションが行われた。 Capricor Therapeutics社のLuis Rodriguez-Borlado博士は、「Cardiosphere由来細胞(CDC)からの細胞外小胞は筋幹細胞に取り込まれ、デュシェンヌ型筋ジストロフィーモデルの運動能力を高める(Extracellular Vesicles from Cardiosphere-Derived Cells (CDCs) Are Taken Up by Muscle Stem Cells and Increase Exercise Capability in a Duchenne Muscular Dystrophy Model.)」と題したプレゼンテーションを行った。 Rodriguez-Borlada博士は、CDCを注入されたデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)患者は、プラセボ治療患者と比較した場合、PUL(プルラナーゼ)活性、骨格筋活性、および心筋瘢痕の減少を示したと述べた。 彼は、非生着細胞を用いた細胞療法で観察される治療効果のほとんどが、送達された細胞によって分泌されるパラクリン因子によって引き起こされるという広く受け入れられていることに注目した。現在の研究で、Rodriguez-Borlada 博士は、対照治療マウスと比較して、CDC-EVで治療したmdxマウス(DMDモデルマウス)の運動能力の有意な改善を観察したと述べた。不死のCDCからのEVは、マクロファージの免疫調節能力とmdxマウスの運動能力の改善も示し、臨床グレードのEVを製造するための一貫した堅牢で手頃な製造プロセスを開発する可能性を開いた。 オレゴン健康科学大学のJulia Saugstad 博士は共同研究グループによる研究を発表し、「アル

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Edited by Michael D. O'Neill

Michael D. O'Neill

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