LC/MS入門セミナー
★質量分析とは何か? LC/MSで何ができるかを学ぶ
★マススペクトル解析の基礎を学ぶ
★LC/MSにおける定性分析と定量分析の基礎を学ぶ
★トラブルの解決法を学ぶ
講師
エムエス・ソリューションズ(株)代表取締役
(株)プレッパーズ代表取締役社長
横浜市立大学非常勤講師
浜松医科大学国際マスイメージングセンター特任研究員
博士(工学) 髙橋 豊 先生
講師紹介
■主経歴
・1990年日本電子(株)入社
応用研究センター研究員;LC/MSを用いた応用研究、LC-MS装置制御ソフトウェアの開発、ナノESIイオン源の開発、マイクロチップと分析機器を組み合わせたデバイス開発
・2010年日本電子(株)退社、エムエス・ソリューションズ(株)設立、代表取締役
・2019年 (株)プレッパーズ設立、代表取締役社長
■専門・得意分野
質量分析全般、LC/MSおよびLC/MS/MSによる定性・定量分析、マススペクトル解析
■本テーマ関連の学会・協会・団体等
日本質量分析学会、液体クロマトグラフィー研究懇談会
日時・会場・受講料
●日時 2022年1月21日(金) 10:30-16:30
●会場 ※会場での開催は行いません
●受講料
【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認下さい。
●録音・録画行為は固くお断り致します。
■セミナーポイント
本セミナーは、LC/MSの入門編、いわゆる基礎講座です。質量分析とはそもそもどんな分析法なのか? 質量分析からどんな情報が得られるのか? LC/MSとは? GC/MSとは何が違うのか? と言った基礎的な内容を最新の質量分析の知識に則って正しく伝え、学んで頂きます。最近のLC-MS装置は、非常に操作性が良くブラックボックス化して来ています。LC/MSは定量分析に多用されていますが、そもそもマススペクトルを解析する学問です。マススペクトルの解析は経験則に基づく部分が多く、NMRスペクトルの様に理論的に解析するのは困難です。また、質量分析計は破壊分析の装置という事もあり、まだ完全にブラックボックスとして扱える装置ではありません。
本セミナーでは、先ずは「質量分析の基礎」として、質量分析とは何か? 質量分析から得られる情報は何か? から始め、装置の原理やマススペクトル解析に関する解説を行います。その後「LC/MSの入門編」として、LC/MSやLC/MS/MSにおける定性分析や定量分析について、GC/MSとの比較を交えながら、基本的な考え方や測定法、陥りやすい問題やトラブルシューティングなどについて解説します。
■受講後、習得できること
・質量分析の基礎
・マススペクトルの基本的な読み方
・HPLCの基本原理
・LC/MSで用いられるイオン化法と質量分析計の原理
・LC/MSにおける定性分析と定量分析の基礎
・トラブルシューティング
セミナー内容
1.質量分析の基礎
1.1 質量分析とは?
1.2 質量分析から何が分かるか?
1.3 マススペクトルの基本的な読み方
2.LC/MSの基礎
2.1 LC-MSの構成
2.2 LC/MSで得られるデータ
2.3 エレクトロスプレーイオン化法(ESI)と大気圧化学イオン化法(APCI)の原理
2.4 四重極質量分析計その他代表的な質量分析計の原理
3.HPLCの基礎
3.1 クロマトグラフィーの原理
3.2 移動相溶媒の選択
3.3 カラムの選択
4.LC/MS、LC/MS/MSにおける定性分析の基礎
4.1 LC/MSによって得られるイオン種とマススペクトル解析の基礎
4.2 MS/MSによって得られるマススペクトル解析の基礎
5.LC/MS、LC/MS/MSにおける定量分析の基礎
5.1 LC/MS(/MS)による定量分析のメリット
5.2 LC/MSによる定量法の基礎
6.トラブルシューティング
6.1 感度が突然低下した
6.2 シグナルが不安定になった
6.3 再現性が悪い
6.4 バックグランドイオン強度が高い
6.5 日常的なメンテナンス
7.まとめ(質疑応答)
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