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ACQUITY Arc Bioシステムは、既に他のLCシステムで開発した分析法の一貫性を損なうことなく効率的かつ容易に移管できます。
更にバイオイナート流路設計により、タンパク質との相互作用と、高塩濃度移動相使用時における腐食を最小限に抑えることで、生体高分子分析に更なる堅牢性を付与し、システム稼働時間を最大化します。
逆相 (RP)、イオン交換 (IEX)、サイズ排除 (SEC)、親水性相互作用(HILIC)、または疎水性相互作用 (HIC) といった生体高分子の特性解析に必要な全てのクロマトグラフィーモードを同一システムで、かつ良好なサンプル回収率、低キャリーオーバー、高い堅牢性で実施可能です。
[分析例-1]
ACQUITY UPLC Arc Bio を用いたインタクトタンパクの HIC 分離における高い繰り返し再現性。
6回の繰り返し測定において、保持時間の標準偏差<0.007分。
分析条件
移動相A:2M(NH4)2SO4in 50mM NaH2PO4/NaH2PO4 at pH7
移動相B:50mM NaH2PO4/Na2HPO4 at pH7 15分間で移動相Bを0-100%でグラジエント
[分析例2]
USP Chapter <129>に準拠したRituximabのSEC 分離。
他社LCシステム(非バイオイナートシステム)で確立した分析法を、ACQUITY UPLC Arc Bioシステムで完全再現可能。
分析条件
移動相:0.2 Mリン酸カリウム 0.25 M塩化カリウム(pH 6.2)