MRSAの抗生物質感受性をシングルセル解析で迅速に判別

2016
3月 14
(月)
09:00
先端診断のライフサイエンスニュース

MRSAの抗生物質感受性をシングルセル解析で迅速に判別

University of California (UC), San Diego (UCSD) の生物学者と生物医学者の研究チームは、細菌が抗生物質に感受性を持つかどうかを2,3時間で判定する新しい検査法を開発した。

これは大きな前進というべきで、薬剤耐性化を遅らせ、さらに、医師にとっては、一刻を争う致命的な細菌感染症の細菌に合わせた治療を迅速に判断することができる。

EBioMedicine誌オンライン版に掲載された研究論文で、この研究チームは、黄色ブドウ球菌の迅速な感受性検査法を開発したと報告している。院内感染症のざっと60%がこの細菌によるものであり、また一般社会にも広がっており、健康人にも免疫低下患者にも肺炎や様々な皮膚・組織感染の原因になっている。

生物医学研究者は、「現場の医師は、薬剤耐性株 (一般にMRSAと呼ばれるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌) と、薬剤感受性株を急いで判別しなければならず、特に前者は感染の進行が速く、MRSA株が、院内感染型病原体の治療に使われる新しい抗生物質に対しても耐性を獲得している場合にはなおさら一刻を争う事態になるため、この検査法は重要な開発だ」と評価している。

 

続きを読む
ログインしてください

    この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
    このエントリーをはてなブックマークに追加
    前のニュース「
    次のニュース「
    閲覧(1188)

    おすすめ製品・サービス

    ReVERSE-AVIDIN Spin Column
    ビオチン化タンパク質を10分で簡単に精製できるスピンカラムです。 従来のストレプトアビジンと同様の強固な結合は保持しつつ、ビオチンを添加するだけで簡単にアガロースビーズからビオチン化タンパク質を溶出できます。

    おすすめ製品・サービス

    ArcherDX FusionPlex融合遺伝子検出アッセイ
    次世代シーケンスによる融合遺伝子の検出 疾患関連融合遺伝子の数は増加の一途を辿り、その同定には次世代シーケンサー(NGS)を用いることが現実的になってきています。 しかし、一般的なライブラリ調製法では、偽陰性が生じる、大量のサンプルが必要、新規の融合を容易に検出できない、といった問題があります。 ArcherDX社では、NGS用試薬生産のノウハウに、斬新なターゲット増幅と世界レベルのシーケンス解析の技術を組み合わせ、Archerアッセイ、ワークフロー、解析プログラムを開発しました。 このアッセイは、独自のAnchored Mulitiplex PCR (AMP) を利用してターゲットエンリッチメントを行うことで、がんの発生や進行を司る様々な融合遺伝子やその他の遺伝子再構成を検出するためのライブラリを調製します。 Archer FusionPlexアッセ ...
    運営会社:バイオアソシエイツ株式会社
      登録ユーザー数
      2903人
      2018年01月22日 現在
      50 人のユーザが現在オンラインです。 (42 人のユーザが バイオクイックニュース を参照しています。)
      登録ユーザ: 0 ゲスト: 50
      抗体よもやま話
      質量分析屋のネタ帳
      創薬よ何処へ
      アクセスカウンター
      DATEVisits/PVs
      2018/01/22:428/2923
      2018/01/21:714/17670

       

      クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
      バイオマーケットjpのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。引用される場合は出典元リンクの記載をお願いします。