海外学会ダイジェストPrecision Medicine World Conference (PMWC) 2018PMWC 2018初日はPrecision Medicineの基幹分野に的を絞った同時進行する5つのコースに別れてスタートした - バイオマーケットjp

PMWC 2018初日はPrecision Medicineの基幹分野に的を絞った同時進行する5つのコースに別れてスタートした


トップ  >  海外学会ダイジェスト  >  Precision Medicine World Conference (PMWC) 2018  >  PMWC 2018初日はPrecision Medicineの基幹分野に的を絞った同時進行する5つのコースに別れてスタートした

  著者:  作成:2018/2/21 15:00:40

2018年の第9回Precision Medicine World Conference (PMWC) Silicon Valleyは、1月22日 (月)、カリフォルニア州のマウンテン・ビューにあるComputer History Museumで開かれた。今年のトップ・イベントの一つとされる3日間の大会は1,500人近い参加者を予定しており、350人を超える報告者、参加企業250社、展示も何十という数にのぼる。この大会はTal Beharと夫のGadi Beharが主催している。月曜日の公式開会に先立って日曜日の夜には特別授賞式が開かれ、特に著名な科学者4人に特別な賞が与えられた。PMWC 2018 Luminary Awardは、画期的なCRISPR-Cas9ゲノム編集技術開発を先導したEmmanuelle Charpentier, PhDに贈られた。この賞は、個別化医療の臨床市場への展開を推進した優れた研究者の最新の業績を表彰するものである。PMWC 2018 Pioneer Awardsは、BRCA2遺伝子突然変異を突き止め、乳がんその他のがんのPARP阻害に結びつく共同で発見した一人、Alan Ashworth, PhDに、また、イギリス内外で精密医療を可能にする遺伝子、ゲノム研究活動を主導したオクスフォード大学のProfessor Sir John Bell (写真) に、また、がんの治療に初めてFDAの認可を受けた抗体 (rituximab) を開発したRonald Levy, MDに贈られた。Pioneer Awardsは、個別医療の分野で、技術がまだ進化しておらず、また同僚からも何の励ましもない時期に大きく前進させ、時代を先駆けたごく少数の人々を顕彰している。これまでのPMWC受賞者には、Jennifer Douda、Lee Hood、George Church、Francis Collins各氏の名がある。 


PMWC 2018の初日はPrecision Medicineの基幹分野に的を絞って、5種の並行するコースに別れて開かれた。コース1は、「Big Data into the Clinic (大データを臨床現場に)」、コース2は、「Immunotherapy (免疫療法)」、コース3は、「Artificial Intelligence Showcase (人工知能ショーケース)」、コース4は、「Emerging Tech Showcase (先端技術ショーケース)」、コース5は、「Wellness and Aging Showcase (ウェルネスと高齢化のショーケース)」となっている。


開会挨拶


初日は、PMWC共同設立者でPresidentを務めるTal Behar氏の開会挨拶で始まった。Behar氏は、今年のシリコン・バレーでの大会には32か国から出席しており、分野もバイオテック、製薬、ヘルス・テック、医学、規制機関など多岐にわたっていると語った。 


挨拶の中で、Behar氏は、今年の会議には、University of California-San Francisco (UCSF)、Stanford Health Care/Stanford Medicine、Duke University、Duke Health、Johns Hopkins University、University of Michiganも共催団体として参加していると語った。 それに続いて、Stanford University Medical CenterのChief of Oncologyを務めるProfessor of MedicineのGeorge Sledge, MDをプログラム議長として紹介した。Dr. Sledgeは、この会議が、学界、業界、政府関係者が膝を交えて話し合うユニークな会議であること、特に遺伝子編集、細胞ベースの治療法、人工知能、機械学習など先進的な分野について話し合う会議であることを強調した。また、過去数年この分野は想像もできないほどの進歩を遂げており、科学界の新星が会議に参加している。会議はまたとない3日間になるはずだ、と語った。


UCSFのExecutive Vice Chancellorであり、Provostも務める癲癇の専門家、Daniel Lowenstein, MDが進み出て、共催のUCSFを代表し、さらに医師として、また何度も表彰を受けている教官としての立場から簡単な挨拶を述べた。彼は、...

 

続きを読む
ログインしてください

    この記事が役に立つたらぜひシェアしてください!
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    « PMWC 2018:2日目のハイライトは液相生検とCancer Commonsのプレゼン
    2018年度Precision Medicine国際学会の開催式でEmmanuelle Charpentier、Alan Ashworth、John Bell、そしてRon Levyが特別賞を受賞 »



    友達にメールで勧める友達に伝える

    投票数:23平均点:5.65

    おすすめ製品・サービス

    Xevo G2-XS QTof四重極飛行時間型(QTof)質量分析計
    高性能ベンチトップ型QTof質量分析計により糖タンパク質をすべての構造レベルで解析! 高性能ベンチトップ型QTof質量分析計 Xevo G2-XS QTofをRapiFluor-MS標識試薬と組み合わせることで、前例のない MS および MS/MS 感度を実現し、微量の糖鎖成分までを容易に、より高い信頼性で同定します。 さらに、糖タンパク質プロファイリング、サブユニット解析、糖ペプチドマッピングと組み合わせることで糖タンパク質をすべての構造レベルで解析する総合的なソリューションを実現します。
    Xevo TQ-XS 超高感度タンデム四重極型質量分析計
    生体試料中薬物濃度分析、高分子医薬品の定量で、更なる高感度を実現Xevo TQ-XSには、更なる高感度分析のために、最適化された様々なテクノロジーが搭載されており、より高感度が必要とされるバイオ医薬品やADC(抗体薬物複合体)の定量分析で、信頼性の高い結果を得ていただけます。
    iKnifeサンプリング機能搭載REIMS研究システム
    食品偽装、微生物学、組織学など、サンプルの素材・差異をダイレクトイオン化精密質量分析で瞬時に判断 iKnifeサンプリング機能搭載REIMS研究システムは高性能飛行時間型(Tof)質量分析計と強力で直感的なソフトウェア、ダイレクトイオン化を組み合わせることで、前処理が不要で迅速かつ容易な分子プロファイリングを可能としました。 この革新的な iKnife はハンドヘルドサンプリング装置で、情報を豊富に含んだ蒸気をサンプルの表面から直接生成します。この蒸気が飛行時間型質量分析計により分析され、数秒で正確な分子プロファイリングが得られます。

        おすすめ製品・サービス

        抗体トランスフェクション試薬 Ab-Carrier
        抗体トランスフェクション試薬Ab-Carrierは、生細胞内への抗体導入試薬です。 プロテノバが独自に開発した膜透過性人工ペプチドの機能により、細胞毒性を抑制しつつ簡単に効率良く抗体を導入できます。 Ab-Carrierは、高い膜透過活性とIgG 結合活性を有するので、非常に効率よく種々の動物種やサブクラスのIgGを生細胞に導入できます。
        Xevo G2-XS QTof四重極飛行時間型(QTof)質量分析計
        高性能ベンチトップ型QTof質量分析計により糖タンパク質をすべての構造レベルで解析! 高性能ベンチトップ型QTof質量分析計 Xevo G2-XS QTofをRapiFluor-MS標識試薬と組み合わせることで、前例のない MS および MS/MS 感度を実現し、微量の糖鎖成分までを容易に、より高い信頼性で同定します。 さらに、糖タンパク質プロファイリング、サブユニット解析、糖ペプチドマッピングと組み合わせることで糖タンパク質をすべての構造レベルで解析する総合的なソリューションを実現します。
        Celsee Diagnostics CTC(Circulating Tumor Cell)キャプチャー検出システム
        独自のマイクロ流体回路によるCTCs(Circulating Tumor Cells)キャプチャー・検出システム  米国では年間60万人近くが癌関連で亡くなると推計されています。癌関連死の90%は転移によるものです。現在、癌の転移を検出するための標準的な手法は、生検(生体組織診断またはバイオプシーとも呼ばれます)です。 しかしながら、生検は時間がかかる上、痛みが伴う等患者への負担が大きく、さらに費用の問題もあります。 従来の生検に代わる転移検出法として、血液等の体液を用いたリキッドバイオプシー(Liquid biopsy)が注目されています。 癌患者の体内では、癌組織由来の微量の細胞が血中やリンパ液中に浸潤し、体内を循環していることが知られています。 それらの細胞は血中循環腫瘍細胞(Circulating Tumor Cells; CTCs)と呼ばれます。 CTCsは ...
        運営会社:バイオアソシエイツ株式会社

        バイオマーケットjpは、ライフサイエンス研究者・バイオビジネス関係者のための会員制サイトです。

        ユーザー登録すると...

        コンテンツの全文表示・コメント投稿・各種お申し込み・ダウンロード等、

        様々なユーザー専用機能をご利用いただくことができます。

         

        ユーザー登録は1分で完了

        ユーザー登録は無料

        運営者:バイオアソシエイツ株式会社

          登録ユーザー数
          3035人
          2018年08月18日 現在
          新メンバー
          kojik 2018/8/8
          風の神様 2018/8/3
          marceb! 2018/8/3
          ryoshino 2018/7/31
          moomo 2018/7/30
          shishi 2018/7/28
          須藤 慎 2018/7/27
          masa_blu 2018/7/26
          7 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが ライフサイエンスレポート を参照しています。)
          登録ユーザ: 0 ゲスト: 7
          BioQuick ニュース

          BioQuick Newsは、サイエンスライターとして30年以上の豊富な経験があるマイケルD. オニールによって発行されている独立系科学ニュースメディアです。世界中の生命科学関連のニュース・トピックスをタイムリーにお届けします。BioQuick Newsは、現在160カ国以上に読者がおり、2010年から6年連続で米国APEX Award for Publication Excellenceを受賞しました。
          BioQuick is a trademark of Michael D. O'Neill.

          抗体よもやま話
          創薬よ何処へ

           

          クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
          バイオマーケットjpのコンテンツは クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。引用される場合は出典元リンクの記載をお願いします。