COVID-19致死率の国による差を説明する論文が報告された。2つの遺伝的変異のいずれかの保因者がハイリスクの可能性。

2020
10月 12
(月)
14:00
微生物/ウイルス研究のバイオニュース

COVID-19致死率の国による差を説明する論文が報告された。2つの遺伝的変異のいずれかの保因者がハイリスクの可能性。

テルアビブ大学の研究者らによると、遺伝子変異PiZまたはPiSの保因者は、重度の病気やCOVID-19による死亡のリスクが高いことを示唆している。 これらの変異は、重度の感染症の場合に肺組織を損傷から保護するα1-アンチトリプシンタンパク質の欠損に繋がっているという。
他の研究では、このタンパク質の欠乏が他の疾患の肺機能への炎症性損傷と関連していることがすでに知られている。 この研究は、テルアビブ大学サックラー医学部のDavid Gurwitz教授、Noam Shomron教授および修士課程候補のGuy Shapira氏が主導し、2020年9月22日にFASEB Journalでオンライン公開された。
このオープンアクセスの論文は「アルファ1アンチトリプシン欠損症の対立遺伝子頻度の人種差がCOVID-19致死率の国による差を部分的に説明している可能性がある(Ethnic Differences in Alpha‐1 Antitrypsin Deficiency Allele Frequencies May Partially Explain National Differences In COVID-19 Fatality Rates.)」と題されている。

この研究者らは、すべての大陸の67か国からのデータを分析した。 比較により、米国、英国、ベルギー、スペイン、イタリアなどの多くの国で、母集団における2つの突然変異の有病率とCOVID-19 死亡率(母集団のサイズに合わせて調整)との間に非常に有意な正の相関関係があることが明らかになった。 その結果、研究者らは、これらの突然変異が重度のCOVID-19 の追加の危険因子である可能性があることを示唆している。

 

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