バイオ研究者向けLC-MS講座 「LC/MSやGC/MSで得られるクロマトグラムの種類」 - 質量分析屋のネタ帳

LC/MSやGC/MSで得られるクロマトグラムの種類


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  著者:   作成:2020/10/21 12:00:10

質量分析屋の高橋です。暫く投稿をサボってしまい、大変失礼しました。 今回は、LC/MSやGC/MSにおいて、マススペクトルを取得するモードで測定した時に得られるクロマトグラムの種類について説明します。添付した図は、上から(a)TICC, (b)BPIC, (c)高強度のバックを除いたm/z範囲で作成したクロマトグラム、(d)ある成分イオンのm/z値を設定した抽出イオンクロマトグラム、を示しています。試料は天然物の抽出液です。



・TICC:全イオン電流クロマトグラム(total ion current chromatogram)  少し前まではTIC(全イオンクロマトグラム、total ion chromatogram)と呼んでいましたが、2013年質量分析関連用語についてのIUPAC勧告に基づき、日本質量分析学会は用語集を改定し、全イオン電流クロマトグラムと呼ぶようになりました。TICは、測定するマススペクトル上に観測される全イオン強度の和を、時間軸に対してプロットした二次元チャートと言う定義でした。しかし、この二次元チャートの縦軸は、イオンの強度を直接プロットしている訳ではなく、イオンが検出部によって変換された後の電流値を...

 

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