バイオ研究者向けLC-MS講座 「LC-MSイオン導入細孔の電圧設定と付加イオン強度との関係」 - 質量分析屋のネタ帳

LC-MSイオン導入細孔の電圧設定と付加イオン強度との関係


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  著者:   作成:2020/5/27 10:00:52

質量分析屋の高橋です。


以前のブログで、イオン導入細孔の設定電圧とマススペクトルパターンの変化について書きました。イオン導入細孔は、ESIやAPCIなどの大気圧イオン源において、大気圧で生成したイオンが真空領域に入っていく時に最初に通過する細孔です。図1をご参照下さい。



 


メーカーによって名称は異なり、cone, orifice, transfer tube, heated capillaryなどと呼ばれています。その後に続く差動排気部にイオンを送り込むために、数十V程度の電圧が印加されています。その電圧を高く設定すると、細孔を通過した後にイオンが残存ガスと衝突してフラグメンテーションを起こす(In-source fragmentation)ことは、以前のブログに書きました。


 その際、付加イオンの強度比が変化するのですが、今日はそのことについて書いておきます。WatersのQTOF-MS(Synapt G2-XS)でConeの電圧を30 V, 50 V, 70 Vに設定した時の、ロイシン・エンケファリンのプロ...

 

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