バイオ研究者向けLC-MS講座 「マススペクトルを得るための測定モードは必ずしもスキャンではない!」 - 質量分析屋のネタ帳

マススペクトルを得るための測定モードは必ずしもスキャンではない!


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  著者:   作成:2019/6/27 11:00:23

質量分析屋の髙橋です!


今回から、質量分析計本体について、色々と書いてみたいと思います。


現在最も普及している質量分析計は、GC/MS, LC/MS, その他全て合わせても、四重極質量分析計(quadrupole mass spectrometer, Q-MS)でしょう。Q-MSの動作原理は、様々な書籍で紹介されているのでご存知の方が多いと思いますが、簡単に解説します。 図1にQ-MSの概念図、図2に質量(m/z)分離の原理を示します。   


 



 


図1 Q-MSの概念図   



図2 Q-MSにおけるm/z分離の原理


図1に示すように、4本の電極のそれぞれ対角線の対の2電極に対して同極性の直流電圧と高周波電圧を印可し、周期的に極性を変化させることで、イオンは4本の電極内に閉じ込められ、イオン源から検出器までを振動しながら飛行します。図2に示されている三角形様の図は、安定領域と言って、直流電圧と高周波電圧の大きさにおいて、どの位の電圧の時にどの大きさのm/z<...

 

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